きっかけは突然に

家族で海水浴に行ったあの日から数年…。

俺は晴れてFBIの仲間入りを果たし、家族との連絡を絶って仕事に励んでいた。




そんなある日、真純から一件の写真付きメールが届く。



『秀兄見てくれよ〜!僕の妹のなまえ!可愛いだろ?』




写真には真純の隣で笑顔を振りまく、3〜4歳くらいの1人の少女が映っていた。

母さんまだ頑張ってんのか、とか、俺と何歳離れてるんだとか…


くだらない考えが頭をよぎった。




そういえば、丁度俺も日本に戻ることになっている。
その時にでも顔を出してみることにしよう。





ふと、思い出すのは真純と初めて出会った日。

後から知ったことだが、あの時の真純は全く笑わなかった俺を笑わせたかったらしい。



俺は全く気づいてなかったうえ、素っ気ない態度をとってしまった。





「今度は怖がらせないよう、優しくしてやれるだろうか」


2017/04/24 rewrite

★Top



back next