uso to honto
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それぞれ他の個室を持ち、離れた距離でそれぞれ別々のことをしてのんびり過ごしている。本を一人で読みたいだとか絵を描きたいだとか写真記事の編集をしたいだとか文字を書きたいだとか、日々色々思っているのに、いざその日が来ると大抵それは3時間程度で満足してしまい、だんだん一人の部屋でポツンとしていることに虚しさを感じてくる。夕飯になればきっとまた顔を合わせるので、その時は何を話そうかな、などと考えてみたりする。まあ大抵その話題は出ることなく、その日が終わってしまうのだけど。
こういうどっちつかずの休日はなんだか、何をしているのかね?と客観的に眺めている自分がいるのだけど。それでも、こういう休日は無くなることなく続けばいいと思う。すぐに寂しくなる自分のままでいたいと思う。
存分に好きな事をして、寂しくなったらちょっかいを掛けて、構ってもらえる。身勝手ながらそういう幸福の中で感じる小さな孤独、温まりきる前の湯船の中に一部だけある冷たい場所みたいな、そういうのは好きなのだと思う。暖かい場所と冷たい場所を交互に繰り返す事で、幸福なことにも悲しい事にもどちらにも浸かることなく、敏感でいられる気がするからだ。
no.02
