隣の大きいお屋敷。
立派な門を潜り抜けて、玄関に上り込む。
目の前の廊下を突っ切り、階段を駆け上がる。
目標となる部屋はすぐそこだ。
「焦ちゃん!」
勢いよく扉を開くと、見慣れた風景が視界に広がる。
お目当ての人物は少し不機嫌そうな表情でこちらを見ていた。
「いきなりなんだよ」
「いてもたってもいられなくて!」
気怠そうな態度。
興奮状態の私と比べて、とても温度差が激しい。
「雄英合格、おめでとう!」
「ああ」
そっけない返事。
ありがたみの感じられないその態度。
けれど、今はそんなこと気にならない。
「来年から一緒の学校だね!」
同じ道を歩いて、同じ時間を共有できる。
そう思うと、嬉しくてたまらなかった。
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