7回13得点大爆勝!!魔の7回!!!
関西浪速が4−7とリードされた7回に一挙13得点する大爆発で大勝。
しかし6回までの内容を見ればむしろ姫路ペースであった。
浪速の八幡も「6回までは完全に押されていてなんとか食らいつくだけで精いっぱいだった」と話すほど重いムードだった。
では何がここまで大きく流れを変えたのか。
浪速は先発の吉川健太が2本塁打を浴びる大乱調。
スライダーがどうしても真ん中に入る。
「スライダーを打てばストレートしか決め球がなくなる」という最大の短所を突かれてしまった。
もちろんそうなると苦しい投球になる。
それは被安打7、四死球3という風に数字にも出た。
しかし2番手の大蒲が一気に雰囲気を変える。
3回までに2本塁打7得点を奪って勢いに乗る姫路打線を食い止めた。
しかし6回裏だった。
左中間への打球を追った佐東が打球を見失う。
その後方に落ちた打球をセンターの八幡が処理する間にランナーが進む。
その後満塁とされなんとか2死までこぎつける。
ここで竹内に代えて代打平下が告げられた。
「大蒲君からはよく打っていたので」と話す平下。
現役時代、平下は大蒲から本塁打を含む8打数5安打と好相性。
大蒲も警戒していたようだが3球目のシンカーが高く浮いたところを平下が捉えた。
「しまった。」
大蒲はそう思っていたような表情だった。
球場もため息に包まれる。
しかしセンターの八幡がよもやのファインプレーを見せる。
左中間最深部の打球に飛びつき体勢を崩してフェンスに激突。
脇腹を痛めて抑えたまましばらく起き上がれなかったがボールは離さなかった。
しばらくして立ち上がり、ベンチに戻ると両チームスタンドから拍手が沸き起こる。
激痛に耐えたのであろう、目から涙も浮かべた。
「うれし涙じゃないです。痛すぎて出てました・・・」と話していたが超ビッグプレーだった。
その直後の7回表。
ヒット2本とツーベースで1点を返し、1番の川端が技ありライト前への同点タイムリー。
「どうやって打ったんでしょうね。僕もわからない。」と話すような見事な巧打だった。
ここから浪速打線が止まらない。
2番川島が内野安打、3番佐東がタイムリーツーベースを放ちあっさりと逆転。
4番八幡が中越にスリーベースを放つとその後も打者一巡。
トドメに八幡・辻山の2者連続弾が飛び出し終わってみれば13得点。
試合後、姫路の今藤武文に話を伺うと
「すいません。頭が真っ白で・・・。何も思い出せないです。」
完全に茫然自失状態であった。
対照的に喜んでいるのかと思えば浪速の主将八幡は
「いつもこんな試合ができたらいいんですけど、自分たちでもここまでできると思いませんでしたし今日は流れに乗った感じでした。実力が試されるのはやっぱり追い込まれたときかなと思います。」
勝ったものと負けたもの。
通常であれば対照的なコメントを残しそうだが今回のようなことがある。
今回はどちらも「この結果になった原因はわからない」ということであった。
ただ勢いに乗れるのは強いチームである。
序盤に乗ったのは姫路、終盤に乗ったのは浪速。
乗った時の勢いは両チーム素晴らしい。
しかしその勢いの差は実力の差以上に大きかったのかもしれない。
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