-
17:58 29 / Jan
皮は皮としか言いようが無い。
しんどいのにまともな人間やろうとしたアレは、もうひとりのボクだったってだけ。なんでしんどかったのかは、一般的な普通の人に馴染め無いのが許せなかっただけ。変だって自覚してたんだよちゃんと。昔の私は。だから早熟で、気が強くて、自分は他より優秀だって内心思いつつ、メンタルが弱くて、怠惰で、逃げ癖があって、自分になりたがった。
周りと一緒になんかなりたくないしどうでもよかったのに、普通って何?普通になりたいとか考えてたのは生きる為だった。防御の為の人の皮だった。
それが事実か否かはどうでもよいとして、考えて考えて考えてそれに行き着いて、ストンと納得して、受け入れた。ら、ものすごく楽になった。まともな人間でなくていいんだと解放された気分だった。スッキリして脳内が晴れた。今までのしんどさはなんだったのかと思えるくらいに晴れ晴れとした。
んだけど、皮は私に戻らなくなってしまった。
皮とその中にあった自分しか残らなくて、しばらくすると皮は勝手に剥離して脱げた。ぽつんと取り残された私にはもうひとりのボクもいない。それどころか自分のことはよくわからないのでよくわからなくなった。なんせ、頑張って生きていたもうひとりのボクは遠くに行ってしまったので。
頭が回らないのはそのせいか?これが本来のスペックか?
こうやって少し昔を辿れるのに、どうして少し前の自分を取り戻せない?特に感情は曖昧で他人ごとにしか思えない。
-
17:46 29 / Jan
で、なんで生きるのがしんどいのか考えて考えて考え続けた結果、私はこれらが皮だと気付いてしまった。
脱げてしまったのか脱いだのかはしらないけど、少なくとももうもうひとりのボクはいない。昔の自分との亀裂が出来てしまって今の自分がよく分からない。考えてもお返事はない。皮だと気付いた途端に空白がそこらじゅうに出来て、おかしくなってしまった。
しんどさから解放されたくて原因を突き止めようと自分について考え過ぎたらこうなった。
自分を妖怪だと思うことにした、は実は半分嘘で、自分が妖怪だと気付いたが正解。
妖怪であることを自覚したらしんどさが消えた、のは実は半分嘘で、しんどさから逃げようとしたら皮が脱げて生身の芯が露呈したが正解。
そうしたら、こうなっちゃった。
-
17:35 29 / Jan
社会に出てもしんどかった。特に人間関係はつらかった。スキルがないから接客をしたけどどう考えても向いてなかった。中二病は洗練された。
何人かいたきがしたのはひとり分になった。もうひとりのボクって呼んだ。ただ、それは多重人格とかではない自覚があった。自分で思考をぐるぐるするのが癖で、「どう思う?」「いやそれは」とか頭の中でやり取りをして、わざと目を逸らしたくなる意見を露出させたりつつき回すように疑問とか見解とか意見を繰り返していると、もうひとりとやり取りをする感覚がするだけだった。自分はドMの中二病患者なんだと自覚があった。もうひとりのボク(笑)
-
17:26 29 / Jan
友人とはギクシャクしたけど仲直りした。
私は中二病だと思った。今まで感じてたしんどさや生きにくさは全部思春期特有のアレだと思った。開き直った。
でもそんときに自分って何なんだろうと思った。ただひとりでありたいと思ったし、誰にも傷付けられたくなかったし、私の思考だけは自分のものでなくちゃ自我っていうのは無くなってしまうんだと思った。考えるのをやめるのは死ぬことだと思った。個になりたかった。中二病だなってひとりで笑ってたけど心底そう思った。個になりたいし個であるべきだ!!だってそうしたら私は誰だか分からないじゃない。だって全く考えの違う自分が何人かいる。
死んでも中二病なんだって笑うしかなかった。
-
17:25 29 / Jan
一生懸命伝えると、母親が後ろで「それって家庭環境もあるよね……」と言って泣き出したので悲劇ぶるなクソ自己中ナルシストが!と思ってたら先生は心底呆れた顔で「あのね、それはただ人間関係に悩んでるだけ。思春期にはよくある」と簡潔に言った。中二病ってやつ。私はムカついてそのまま診察室から飛び出した。そんで自覚した。自分は中二病だと。変なのがかっこいいと思ってる年頃の恥ずかしいやつだと。
黒歴史が爆誕した。さとう心療内科で。
嫌な思い出だけはいつまでも残る。ここまで覚えてるのに昨日のことが思い出せない。