【なにわtube】人望王
西畑「え? あ、折り返しきた。もしもしー?」
「もしもしー大吾くん? どうかした?」
西畑「今な、YouTubeの企画でな、先輩とか後輩とかに連絡とっとるんやけど、ビデオ出来る?」
「あ、うん。ちょっと待ってね」
手をふりふりする大吾くんに振り返す。なにわ男子の皆にも挨拶して「YouTube見てる人にも挨拶してー?」ってカメラの前に出される。
「あ、なにわtubeをご覧の皆さんこんにちは〜。Snow Manの東雲奏依です〜」
西畑「ちなみに今何してる?」
「え? 特に何も」
西畑「事務所来れたりする? ちょっとだけ顔出してもらえん?」
「いいよー」
幸いにも? 事務所にいたからいくつか階を降りてなにわの撮影場所へ向かう。企画内容はよく分かんないけどこういうので名前出されるのって意外と嬉しいよね。
大橋「え! わ! 姐さん!!」
「「「え??」」」
「大吾くーん。来たよー?」
藤原「ほんまに来てる」
西畑「はや!!!」
向井「奏依ちゃん何してんの!?」
「あれ? 康二? 何してんの?」
高橋「ここでSnow Manこんな来る?」
なにわ男子に混じって康二がいて、あれ? と首を傾げる。大吾くんに背中を押されて真ん中まで連れてこられる。
西畑「奏依は先輩やから40ptやんな?」
「え? そうなの? やったー」
向井「俺も40ptやから」
よくわかんないまま大吾くんの後ろに執事みたいに立ってたら康二の横に席を用意された。みんなが一生懸命スマホで連絡とってるのを見て、自分もスマホを見つめる。
向井「奏依ちゃんやったら誰に連絡する?」
「え、うーん。SixTONESとか、嶺亜とかかなー」
向井「松本くんは?」
「恐れ多くてできないかも」
そんな話をこそこそしてると、大吾くんが本気を出し始める。電話して繋がった相手はまさかの大先輩。
西畑「二宮くんです!」
しゃんと背筋が伸びる。カメラを向けられて、Snow Manという単語を噛む康二に続いて「Snow Manの東雲奏依です!」と二宮くんに挨拶する。
動画撮影も無事に終わる。康二は鍋を作ろうとしてるとこだったみたいで「うち食べに来る?」なんて言うからお言葉に甘えることにした。
西畑「奏依、ほんまに来てくれてありがとう」
「こちらこそ! 声掛けてくれてありがとう。嬉しかったよ」
藤原「俺も奏依呼んだら良かったわ」
西畑「ダメー。奏依は俺のやから」
向井「ちゃうちゃう! 奏依ちゃんは俺のやから!」
何故か康二まで混ざって私の取り合いになった。誰のものでもないんだけどな。強いて言うならSnow Manのもの。適当に話をぶった切って、皆に挨拶して撮影所から立ち去る。寝間着の康二の手を引いて「何鍋?」なんて他愛もない話をしながら。