『凍り付いた』そんな形容詞が相応しいくらい、固まったまま織姫一向は動かない。

織姫の視線はウルキオラじゃなく、私の方を向いていた。ウルキオラはそれに素知らぬフリをし、織姫一向のもとへ歩みながら話し続ける。私も無言でウルキオラに付いて行った。

「…護衛が二人というのは拍子抜けだが…、煩わしい拘流の動きが固定されていたのは都合が良かった。話をするのに 時間を急ぐのは性に合わんからな」

ウルキオラの霊圧が少し上がった。どうやら死神二人への威嚇らしい。
その威嚇が効いたのかどうか分からないけど、死神二人は織姫を庇う様に進み出る。

「な…何者だ貴様っ!!破面か!?」

やや巨漢の死神が、私達に向かって刀を抜きながら叫ぶ様に声を出す。大声出したって、霊圧が大した事なきゃ怖くなんか何もない。
私は極端に声を出すなと忠告されたから、無表情で相手を見てる。ウルキオラも何も言わず、左腕をゆっくり挙げ始めた。

「まって!話があるんでしょ!?」




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