ウルキオラが消えてしまった時、最初はただただ悲しかった。
此処に来てからずっと一緒だった人が消えてしまった事に、自分の弱さと不甲斐なさのせいでこんな事になったんだと自分を恨んだ。
でも、次第に怒りと黒い感情が私を包んでいった。

一護はウルキオラが消えてしまう前に「こんな勝ち方があるかよ」と言っていたけれど、ウルキオラが消えてしまった事は勝ち負けで片付けられる問題じゃない。
もし、自分の仲間が同じような状況になったとして、敵が一護と同じ台詞を吐いたら一護はどう思うの?きっと私と同じ気持ちだよね。

どうしてこうなったんだろう。
それは、元を辿れば織姫が虚夜宮に来たせいで、織姫を連れてこようと藍染さんが計画を遂行させたいが為に提案したせいで、藍染さんが提案したのは一護に強い力があるせいで、一護に力が宿ったのはルキアちゃんが力を分け与えたせいで……。
結論はそこで安定するも、全くもって納得のいかない自分がいる。

また一人になるんだ。
一護が、織姫が、ルキアちゃんが、死神達が、大切な人の命を次々と奪っていく。
また、あの人達だけで事を進めようとしている。
あの人達だけで…世界を造ろうとしている。

一護達が戦っていた間にも、現世のレプリカで戦っていた仲間の魂が次々と消えていくのが分かって、ギュッと胸が締め付けられる感覚をずっと感じていた。

何で なんで ナンデ

もう、何も考えたくない。これ以上、苦しみたくない。全部、夢なら良いのに……。

『なら、全部私に任せてアンタは眠ってれば良いのよ』

私の思考が弱気で醜い考えにたどり着いた時、頭の隅で女の人の囁く声が聞こえてきた。途端に視界は真っ暗になって、私は意識を失った。




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