同時刻…。

「…こういうのって『はじめまして』になるかな?どうも、No.0になりました。萌苗です」

以後お見知りおきを。と上着のチャックを下げながらおどけた調子で言う萌苗。左胸辺りの際どい部位には、数字の『0』の文字が刻まれていた。
そして鎖骨辺りには、死んだ事を否定させない証の穴が開いていた。

「…お前は、戻らなくて良いのかよ、萌苗」

破面の姿の萌苗を見た衝撃もあるが、息も切れ切れに一護は問うた。
もうとっくに体力も尽きているであろう身体を必死に起き上がらせて…。

「…良いよ、今の一護じゃ私を倒そうと思っても倒せないでしょ?…最も、体力が回復したって 今の一護じゃ絶対私には勝てないだろうけど」

そう言って口に弧を描く。その微笑みには、悲しみの色が含まれているのを、一護は見えているだろうか?
そして、その微笑みを張り付けたまま、ルキアの方を向き直る。ルキアは愛刀、袖白雪を構え、萌苗と向き合う。

「…そんな怖い顔して構えないでよ。私、戦いに来た訳じゃないんだ、一護に話があったから…。
だから、お願いルキアちゃん…一護と二人だけで……話させてもらえないかな?…もちろん、ソコに居るおかっぱの人も」




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