萌苗は振り向かずに言うと、「しゃぁないなぁ」と言う声と共に平子の気配が消えた。
ルキアも少し戸惑いながらも一瞥して、その場を去っていった。

「…一応用心して、誰も入れない様にしとこうか」

何処かの誰かが襲撃しない様に…とおどけた調子で萌苗は手を天に向けた。すると、大きく透明なドームが二人を包んだ。

「…萌苗、お前何を…!?」
「…内緒。でも外側からは私達は見えないから心配しないで」

人差し指を軽く唇に当て、萌苗は笑い掛ける。そんな萌苗に、一護は怒りを感じた。

「…んで」
「…ん?」
「何でお前は破面の処に連れ去られたのに笑ってられんだよ!?お前の頭に付いてるソレは、一度虚になった証だろ?!お前、無理矢理破面にされたんじゃねぇのかよ!!」

そこまで言うと、一護はゼェゼェと荒い呼吸を繰り返した。余程体力が無くなっているのだろう と、萌苗は鬼道で一護の傷をある程度まで回復させながら話す。






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