「…されたよ、無理矢理。痛かった、悔しかった、哀しかった……。でも、一護の心の痛みに比べたら、全然痛く…無かったよ」
「萌苗…」
「ねぇ…一護。私はもう、普通の人間に戻る事 出来なくなっちゃった。したくても出来ないの。…だから さ、私を倒しに来て?私を倒して、私をゆっくり…眠らせて欲しいな」
「萌苗…!」
「…これで私の話はおしまい!私この話をしたかっただけだから。…だからもぅ私、皆の処に戻るね」
萌苗の手が天に向けられ、透明なドームが消えた。
「…ぁ、そうだ 一護」
「?」
「私の能力…教えてあげる」
そう静かに告げ、萌苗は一護との距離を取り、静かに斬魂刀を振り上げた。
「!おぃ、ちょっと待て!!」
「月牙天衝」
「!!?」
一護は身の危険を察し、残った力を振り絞り、攻撃を避けた。
萌苗の居た場所にすぐ視線を戻したが、すでに萌苗の姿は消えていた。
一護は暫く、萌苗が消えた場所を呆然と眺めていた。
「萌苗が…何で俺の技を…?」
−−−−−
次の日。織姫の消息不明の報告を受けた一護は、織姫を現世に連れ戻す為、萌苗をこの手で倒す為、茶渡と石田を連れ、破面の本拠地へ向かった…。
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