「…ぃたっ」
「訳が分からねぇ?…ハッ分からなくて結構だ。……これから覚えりゃ良いんだよ、萌苗」
そう言われた後、一瞬何が起こったか萌苗には分からなかった。
自分の視界はグリムジョーの顔が間近にあり、キスされたのだと気付いたのは、グリムジョーが発した言葉を聞いてからだった。
「…俺が、お前のことを好きだってことをな」
そう言うとグリムジョーは、呆然と立ち尽くす萌苗を置いて、スタスタと廊下を歩いて行った。
しばらく放心状態だった萌苗だったが、事態を飲み込むと頭が混乱して上手く言葉が出なかった。
「…っ何、で…。グリム、ジョー…?」
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