雨の中一人泣いていた時に現れた男の人……ウルキオラさんは、「お前はこの世界に居て良い人間ではない」と、私の手を力強く引っ張って、私を半強制的に白と黒の亜空間に連れこんで、『藍染惣右介』と言う組織の中心人物に対峙させた。

藍染さん(周りの人は『藍染様』と呼んでいたけど、私はさん付で呼んでも良いらしい)は、私がのうのうと人生の一部を過ごしている間に、朽木さんと一護が会ってからの一護達の身に起こった事、そして藍染さんが今迄してきた事、そして藍染さん達がこれからしようとしている事……全てを洗いざらい話してくれた。
話を最初聞いた時は、余りにも現実味が無さ過ぎて半信半疑だったけど、私の目の前で直接自分達の姿やら何やらを見せられて、私は信じる他無くなった。

「君はこれから、我々が行おうとしている作戦の為には必要不可欠な人物なんだ。その為に、君には此処で君の中に眠る能力を目覚めさせて欲しい。
……まぁ、今は疲れているだろうから、細かい事はまた後で話をするとしよう。君専用の部屋を用意してあるから、そこで身体を休ませると良い。…ウルキオラ」
「…ハ。お前の部屋に案内する。付いて来い」

そう言ってウルキオラさんはスタスタと歩いて行く。私は迷子にならない様に、歩調の早いウルキオラさんに付いて行くので精一杯だった。




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