「此処だ。この部屋の物は全て自由に使って良い。何かあったらそこの机に置いてある笛を吹け。この部屋から距離が近い 誰かしらがお前の元へ駆け付ける。
…また後でお前をグリムジョーという奴が迎えに来るから、この部屋で大人しくしていろよ」
そう用件だけ言ってさっさと出て行ってしまったウルキオラさんの背を眺めた後、部屋の中央へ足を運ぶ。
広く、閑散とした部屋の真ん中には少し大きめなベッド。そのすぐ横には小さな机。そして扉付近の壁には、以外にも洋服箪笥が設置されていた。
何処を見回しても一面真白で、色がついているのはベッドや机の影くらい。まるで私の存在が異様と言われている感じだ。
もしかしたら洋服箪笥に白以外の色の服があるかも知れない と箪笥の扉を開ける。しかし、と言うか、やはり……と言うか白と黒の服しかない。
「このまま濡れた服を来てても風邪引くだけだし…」
私以外誰一人として居ない部屋で独言を漏らし、服を着替えた。
服はどうやってサイズを計ったのか不思議な位、私の身体に合った。
基本はさっきまで沢山居た破面(と言われていた)の人達の着ていた服と変わらないが、上着はチャックが途中までしか下がらなくて 胸の下から腰辺りまで素肌が見えてしまうし、下は右足の方にパックリとスリットが入ったスカートの様な物になっているし、履物は丈が太股まであるブーツで、正直人前に出るのはかなり恥ずかしい。
これはあの藍染さんの趣味なのだろうか……。
……まぁ、そんな下らない事は考えないでいよう。服を貸して貰えるだけ有難いもの。
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