三人を助けたあと、一護はグリムジョーの元へ戻るべく、砂の上に着地した。それを見ていたグリムジョーの姿は、怪我はしているものの息一つ上がっておらず、余裕の笑みを見せている。
「助けに行ったのか?わざわざご苦労なこったな」
グリムジョーの言葉を返す事なく、一護は刀を構え乱れた呼吸を整える。
「…どうした?息が上がってるぜ。まァ…」
一旦間を置き、グリムジョーが左腕を上げると、肘からヂキ…と小さく音が鳴ると同時に、小さな何かが勢い良く発射される。発射されたその小ささとは裏腹に、発射された方角にあった柱を大きな音を立てて壊した。
「…こいつを5発も喰らってんだ。無事な方がどうかしてるがな」
そう言いながら、なかなか息の整わない一護を横目で見ながら話すグリムジョー。その時、一護の仮面がビキンと音を立てひび割れた。
「…仮面の方も限界か」
「…限界だと?誰がだよ」
一護はグリムジョーの挑発に乗る事もなく、ひびの入った仮面に手を添えた。そしてその手を横にスライドさせた瞬間、ひびが消えた。それと同時に、グリムジョーの額の装飾にひびが入り、息が乱れる。
「…しぶといな。そうでなきゃいけねえ」
「…お前こそ、相当ガタがきてるように見えるぜ」
「…悪ィな」
「そいつァ見間違いだ!!!」
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