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目があった瞬間ニコッとスマイルで「やっぱハルちゃん、可愛いよね」と、折角離した距離を詰められ「はい笑って〜」とソファーに置いた手に手を置かれ、更には急に翳された加藤のケータイがパシャりと音を立てた。
「えっ、」
「送信っと」
「はぁ!?」
「え、ハルちゃん?」
素が出た。冷静。
「…な、何したの」
「アプリグループに自慢してる」
「え、なんで」
「え、いや、デート?」
「なんで」
「ハルちゃんから誘ったんじゃん?」
「そう…だけど」
「あ、ハルちゃんって首に黒子あるんだね、なんかエロ〜い」
「いや、お前さ」
「ん?」
「あの、加藤くん」
「あ、ビビったお兄ちゃんっぽかったねいま」
「いずれバレたらどうする気?」
「んー、言うてそんなにバレる?」
現在進行形だけど。アプリグループより悲惨なバレ方してるけど。
「お兄ちゃん本気で怖いよ?」
「どんなん?
あ、近くで見ると髭ないし、やっぱハルちゃん、女の子なんだね〜」
「はぁ…」
このバカ本気で殺した方が良いかもしれない。
「あ、ごめん、怒った?」
「いや、別に」
最初からキレてますけどキレるの最上級は「一回諦めて冷静になる」だぞお前みたいな脳ミソカラカラのバカにはわからんだろうけど。
「ねぇ加藤くん」
「ん?」の間を与えずわりと強めに、重ねられていた手を取り引いて「あっ、」。
慌てた加藤は俺の胸に頭を突っ込んだ。
「あ゛っ、」
「体毛はねぇ、飼い主さんがロリコンだから永久脱毛なの。ほらぁ、女子だからさ、めんどくさいじゃない?」
物凄く真っ青な顔で見上げた加藤に極上スマイルを向け、ヤツの不安定な身体を押し倒した。
「いだっ!」と、ソファーの「ごんっ」が重なる。
「あ〜ら大丈夫ぅ、かとーくん」
加藤のベルトをかちゃかちゃ開けて「待った、待った、ちょっと」と慌てているが然り気無くここはテーブルで死角だろうとカメラを眺めながら、加藤のズボンを降ろして股間を握り潰すように掴めば「ぅっ、」と、本気で死にそうな嗚咽が聞こえた。
死ね貴様。
二度と戻れなくしてやる。
「ふっ、はははは!」
笑えてきた。
青ざめて不能。可哀想にな加藤とちょっと緩めにしごいてれば「本気で待って、」と俺のしごいてる手を包んでくるので
「握り潰されたい?それとも天国見たい?」
二択を与えてやった。
「おまっ、なん、」
煩いしもういいやと、体勢変えて咥えてやれば「いぃぃ…!」と悲鳴が聞こえてきたので「うっふふ…」笑えた。頭も抱えられた。
笑ったおかげで若干反応が見えた。ははは、俺上手いぞクソ童貞とこき下ろす気分。
ある程度やれば加藤の手の力は弱まる。それで顔を上げて再びしごきながら「上手いだろ、よぅ、」と根本を押さえてやる。可哀想にな加藤、天罰だ。
加藤の顔はもう、羞恥か諦めか情欲かはわからない。恐怖もあるだろう。
「俺…ちょっと、お前、兄貴かよ、だよねぇ!?」
「ははっ、あははっ!」
腹の底から笑えるわ。
床に組敷かれた、細い足を思い出して俺はズボンの紐を解いて加藤の鼻先まで半身を倒し、全ケツだろう状態で、腹から込み上げる胃液のような愉快さに耐えられなかった。
「陽だよお、ははっ、あははっ!」
嫌になるほど。
「嘘吐けよ、おい、怖っ、」
まるで食われるお嬢さんで、
まるでレイプだな、本当に。
「こっちは怖いから毛ぇあるけどねっ!見せてやらなーい!」
面倒だし、容赦なくそれから腰を下ろした。
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