山茶花
こん村によ、山田カレンっちゅー別嬪なハーフの女の子が隣のクラスに転校してきてさぁ、こんな枯れ山にそりゃぁもう花が咲いたようだったわ。
いや、隣言うても9人しかこん学校居なかんべな。
廃校だかんな。しかしこんな山ん中にあんな可憐な女の子が何しに来たんかね。
んなのは山神さまへ献上に決まっとるべ。
お前はなんちゅー悲しかことを言うんかね。時は平成だぜ、んなことあるかいな。
んなことあるべな何せ廃校やね、廃してる校だべ?ないんよここはもう。
え、それ言うか?お茶を濁すような事ばかり言いよるなぁ全く。
考えろ考えろ、俺ぁその山田カレンちゃんを貰いに来た言うんよこんな山の寂れた場所にな。
はぁ?なに言っとんだぁ?
じゃなきゃぁ来んべなこんな枯れ木の山。ここは俺の楽園として開拓するんじゃ。
地主にでもなるってんか?
バカ言えそんな金持ってるわけがないだろ。
まずは一輪花を植え、沢山花を植え、うーん商売もしよか、茶でも植えるか、そしてそこで暮らす謙譲な奥さんと俺、ははぁなんたる楽園。こん廃校もぶっ壊しちまえな、なんなら家にしちまおうか、リフォーム。
ん、まぁ、はぁ。
廃校、まず夢がある!お前は妄想したことないか?誰もいない教室で二人で
感がエロいな。
まだ最後まで言ってねーよ。
ははぁ、俺が最後まで言ってやろうか。
山田カレンと付き合うのは俺さなぁ。小さな村の学校で。
お前はなんちゅー悲しいことを言うかな。
山神さまに献上されいなくなった、神隠しにあったと言われとったがその神隠しの間まぁまぁ色々と…まぁ考えろ考えろ
うおぉお前ってば人でなし。
そうそうひとでなし。いまや人ではないっちゅって幽霊話がこん学校に残っとるわけやけど。
ん?話が濁ってきたな。
それでお前は会いに来たんだべ?幽霊カレンちゃんに。
えっ、
早い話が幽霊カレンちゃんは俺と駆け落ちしたんだけんど
はぁ!?
うん、でな、でな。この山寒いよなぁ。カレンは南方育ちやから耐えられんてな。俺たち駆け落ちしたけどまぁ金なんてねぇわさ。
寒い〜寒い〜言っとったんだけど仕方ねぇから身を切り売りしてもらったんだわ。別嬪だし、まぁ困らん困らん。
…お前さ。
そうだねぇ、起承転結で言うたらここが結果、オチ話かな。そこのトランク開けて
待て、待てそれ。
ここは山中だし、俺たちが会った場所だし、あぁ、冬に咲く赤い花もハイビスカスみたーいもう一回見タイでーすとか口開けて言ってたしなまぁ里帰りしたわけだね。
…え、俺、その足だったわけ?待って、それって人でなしじゃ
そーだねー、スコップスコップ。
あったー、じゃーな親友!
がこーん。
※テーマ以外大して考えて書いていなかったら意外な話になりましたとさ。欲張って詰め込んだ結果無理矢理だったの反省。
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