国木田宅にて
「なっちゃん、ねぇ!」
「なっちゃ〜ん、おい、ねぇってば!」
「うぉ、ごめん美也子」
「うわっ、なにこのヘッドホン、やっぱうるさい」
「パパおともれー」
「ごめんそんなか。で、どうしたの」
「いやご飯出来ましたけど」
「きょーはせっちゃんちのママのなち……だよー」
「梨?」
「ナシゴレンね」
「ナシゴレン?そんなの作れたの美也子」
「せっちゃんママから教えてもらった」
間。
「え、何なっちゃん」
「はーい、さんにんそろったら?」
「はいいただきます」
「いただきまーす」
「また見るのぉ?」
「わー!まきちゃんとぶんちゃんだー!」
「由亜、こぼすから!」
「パパいないー」
「あほらちらっと写った」
「まきちゃんだー!」
「何回目なのこれ」
「仕方ないじゃん、これしか映像が」
「パパだー!」
「由亜、ちゃんと食べないとママ怒るよ、せっちゃんママのナシゴレンなんだから!」
「おいしーよママー!げんちゃん下向いてるー」
「頑張ってるからね忙しいな由亜、ねえパパはどうよ」
「ちっちゃーい」
「このライブ3年くらい前?」
「うん」
「絶賛売れてないね。ナシゴレンどう?」
「旨い」
「じゃあ明日頑張ってね。どこ?」
「仙台」
「は?」
「マジ。朝発ち」
「いきなりやめてよパパ」
「違うから!どうしてアイツらと同じこと言うの」
「あー美味しいナシゴレン」
「…そうだねー」
「パパうつったかっこい!」
- 12 -
*前次#
ページ: