Fte Rve


緋の冷淡が私には愛しい。
今朝の現実を目の前にして、
過去の再生はなんだったのか。
私は、ベットの上で夜に笑っている。
煩く熱いまま止めどなく幸福を包む冷めた自分が非現実に溺れている。

慢性胃炎がすぐそばで。
体の快楽は性急だ。

繋いだ左手にはもう、貴方が泣いている景色があって。
思い出す右手首に碧の清廉と指先に空のコンドーム。

多分死んだ方がいい。
雲のように軽い気持ちと鈍い快感は情熱的だ。

どうして私は貴方を愛したのだろうか。

忘れて、忘れて、消去して。

生々しい、暑い感情が呼吸を思い出す。
貴方がいないと嗚咽を殺して。

碧の切迫に息を吐いて。
傷付けた記憶は動脈から脳震盪のような幻想。
私は貴方が愛しかった。
柔らかくて息を忘れるほどに。

私は結局女なんだろう。
また刺激的で精神安定剤が染み渡る。
私は恐らく死ぬべきだ。
愛した人から去っていく気持ちで。

私は私を、生きようと、眼を覚ます。
泣いているような気がしてきた。

世界は、反転色に移り変わろうとして。

- 18 -

*前次#


ページ: