狂喜
犇めいて音を立てるこの軋む痛さは一体何。
腹の中からぶちまけられそうな嘔吐のように込み上げる、消化液に混じるそれは君の笑顔の中にある。
誰かを喜ばせたい。
誰かを好きになりたい。
自分を悦ばせたい。
自分を好きになりたい。
頭をぐるぐる駆け巡るこれが何時だって幸せで温かくて柔らかくて幸福で軟らかい。
躍り狂うような愛情、欲情、恩情、艶情
切り裂かれた自分に解き放たれたキミが見せる笑顔から洩れ出るそれはアドレナリンと自分が混じり合って情交のように融解して一つの形成とするとしたらこれはアルコールのように炎上して行き街へ出ていく。
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ステップ
ストップ
お待ち下さい、そこの御夫人、
さて貴方はどうして何も纏わず公衆に醜態を晒しているのでしょうか。
何を言う、僕は生命の神秘に発散してこんなにも美しく
それなんですがね御夫人。
その右手のナイフはどうして赤く染まっているのでしょう。あの公衆便所で果たして何を犯しましたか。
これが何か?
心魂の愛に決まっているだろう。腹から溢れ出るこの喜びを君は聞いたことがあるかい?僕には彼女のアルコールのアドレナリンが永遠に必要なんだよ、
君はセンスのない一辺倒な服を纏い果たして健全か嬉しいか、そんな汚い駅の端にありそうなボロい、電話しかないような箱に詰められて。
頭狂ってんじゃないのか、毎日毎日大体所在のないその勤務。金ばかりだな。
可哀想だね、こうして踊ることもできないなんてね。さようならお巡りさん、僕はいま腹の底から嬉しくて堪らないよ!
確かに楽しそうだな。
君の頭はどうやらレイプされたように麻薬付けだね。さようなら。私は毎日トイレの横でそれを見守るよ。警報のような身体の震えで、誰かの声を聴くまでは。
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