火影の決断

火影室。

机の前。

座るのは

波風ミナト。

四代目火影。

報告書を読む。

「ダンゾウか…」

部屋には二人。

猿飛ヒルゼン

自来也

自来也

「そりゃ狙う」

「六写眼なんて化け物だ」

ヒルゼン

「木ノ葉の忍じゃ」

その時。

扉が開く。

オビトが入る。

黒目。

完全に普段の顔。

「呼んだ?」

ミナトは笑う。

「座って」

オビト

「説教?」

ミナト

「違う」

「決めたことがある」

ヒルゼン

「お前の力は」

「里の均衡を変える」

自来也

「簡単に言うと」

「強すぎる」

オビト

「知ってる」

ミナトが苦笑する。

「だから決めた」

「オビト」

「お前の行動制限を解除する」

オビト

「は?」

ミナト

「自由に動いていい」

「ただし」

「里を守れ」

オビト

「最初からそのつもりだ」

その時。

扉が勢いよく開く。

小さな子供。

金髪。

うずまきナルト。

ナルト

「ばぶ!」

オビト

「また脱走かお前」

抱き上げる。

ナルト

「きゃっ!」

ミナト

「完全に懐いてるね」

その時。

廊下に黒髪の幼い少年。

うちはサスケ。

サスケ

「……強い?」

オビト

「まあな」

その様子を遠くから見ていた少年。

うちはイタチ。

彼の胸に芽生える感情。

恐れではない。

憧れだった。


〆栞
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