松茸って何かに似てる

忘年会のお話
みんなのところを回って最後に
「そういやあの夜兎の子」
「…!ま、まさか…」
「あの子ァ、泣いてたぜ〜」
「!!!」
「早く行って慰めてやった方が「花蓮んんんんんんッ!!!」
走って日輪のところへ。
「日輪!花蓮は!?」
「銀さん…花蓮は今、ちょっと…」
「少しでいい!ちょっとでいいんだ!花蓮と話させてくれェェェェ!!」
「…銀時」
「花蓮!昨日…「もう、会いに来ないで…」
「!」
「私だけって……言ったのに…」
「!」
(やべェェ!とんっでもねェことやらかしたァァァ!!)
「おい、待て花蓮!あれは!」
「銀さん…もう金輪際、花蓮とは関わらないでくれるかい」
「えっ」
「あんた…そんな男だとは思わなかったよ」
「えっ」
(えェェェェェェ!!??)
6人と同棲しながら…
「あぁ…責任取るって言ってもなァ…」
「なんだァ?もうギブアップか?」
「ったりめェだろ!何が楽しくてババアやおっさん、ゴリラ女どもと同棲しなきゃなんねェんだよ!」
「お前がやらかしたことだろう。ここは男としてきっちり責任取るってことにして、あとは女どもが引いてくのを待つしかねェなァ」
「こんなことしてる場合じゃねェってのに…」
「あの、夜兎のお嬢さんのことか?」
「あぁ…クソッ…」
"もう、会いに来ないで"
「くっ…」
「お前さん、よっぽどあのお嬢さんに惚れてんだなァ」
「うるせぇ!」
「まっ、ちゃんと頭下げて許してもらうこったァ」
「許してなんて言えるわけねェだろ…どれだけ傷つけたと思ってんだ…」

その後。
どっきりだってバレる。
飲み過ぎて帰り、その次の日。
「んん〜〜〜あぁ〜〜…頭いてェ…」
「はい、お水」
「お?あぁ、サンキュ…」
ごくごく飲んで
「………?」
「銀時?大丈夫?」
「………!!花蓮!?」
「おはよう、お昼だけど」
「お、おまっ、お前!」
「騙しててごめんなさい…でも、最近銀時お酒飲みすぎてたし…みんなも…」
「じゃあ、会いに来ないでってのもどっきりだったのか…」
「う、うん…やっぱり、怒ってる?」
「……」
黙って腕引き寄せて抱きしめる。
「ぎ、銀時…!」
「悪かった…」
「えっ、何が…」
「俺はお前だけだ」
「っ、どうしたの…?あれはどっきりだったって…」
「んなモンはどうでもいいんだよ。俺ァどっきりだったとしても一瞬でもお前にあんなツラさせたことが悔しくてたまらねェんだ」
「あ、あれは…」
「あれは演技って顔じゃァなかったな」
「っ、それは…」
「花蓮、ごめんな。心配しなくても俺ァお前だけだ」
「うっ」
ぽろぽろなく花蓮
「あれは覚えてないの…?」
「あれ?」
「うん、あれ」
「あれって……あれ?」
「覚えてないの?」
「えっ……」
(あれってなんだ!?何をしたんだ俺は!?)
「覚えてたら、もう一回して欲しいと思ったんだけど…」
「ん???花蓮ちゃん?お、俺は何をしたの、かな?」
「……こうやって…」
ほっぺにキス
「!!!」
「……してたんだ、けど…」
上目遣いでほっぺ赤い=理性崩壊
布団に押し倒す
「っ!銀時?」
「花蓮…」
「ま、待って」
「なんだよ…せっかくいい雰囲気だったのに…」
「お酒、くさい…」
「え」
「またあとにして」
「えェェェ!そんなァァァ!」

※後日
「そういえばこの間の…」
「んァ?この間?」
「……き、きききす…」
「!あ、あぁ…」
「私、初めてだったの…」
「そうだったのか!?」
「うん…」
「俺ァてっきり仕事でそんなもん済ませちまってるもんかと…」
「私はそんなことはしていない。その…銀時のためにとっておいたから…」
※理性の糸ぶっちん
「ダメだ、今日ばっかりは我慢できねェ」
「あっ、ちょ、銀時………んっ」
キスをする
「ふっ……んぁ…やっ、ま、待ってぇ……んっ」
ごそごそ胸を触る
(やっぱこれダイナマイト抱えてたァァァ!)
「あっ…!」
(すっげェぞ!なにこれめっちゃぱふぱふしてるぅぅ!!)
「…ま、って…ってば…」
(やぁらけ〜〜天国じゃねェか〜)
「銀、とき…っ」
(今のうちにいっぱい揉んどこう。いつ正気に戻ってぶん殴られるかわかんねェからな)
「……もぅ………ちょっと待ってって言ってるでしょ!」
(ぶん殴られてリビングまでふっとばされる)
「帰る」
「え、あ、ちょ、花蓮ちゃん!?ごめん!ごめんってば!」
「もう会いに来ないで」
(この間のどっきりの時の怒ったバージョン)
え、なにこれ…デジャブ…?
(しかもこの間よりもマジな顔してたァ……)

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