お父さんと一緒

実はお父さん生きてたよバージョン
「お団子10本」
「まだ食うのかよ…もう勘弁してくれ……俺と神楽は今月飢え死にしちまう…」
「大丈夫。ふたりは私が養っていくから」
「まぁ、花蓮ったらどっかのお侍さんよりもたくましいこというねぇ」
「おいおい、どこで覚えたんだそんな言葉」
ひの屋でお団子食べながら話してると
「あの、お団子30本もらえますか」
「はいよ、団子さんじゅ……30本?」
銀さんと花蓮もびっくりしてお客を見る。すると…
真っ黒い傘に包帯でぐるぐる巻き。包帯の隙間からのぞく目の色で花蓮は自分の父親だとわかる。
「……どう、して…」
「花蓮?どうした?」
「どうして……お、とうさん…」
「おぉ、しばらく見ない間にいい女になったなァ花蓮。昔のお母さんにそっくりでお父さん一目ぼれするところだった」
「………お父さん!!??」
「あっ、どうも、花蓮のお父さんです。おや?花蓮の隣にいるもっさり白髪のお兄さんは…」
「誰がもっさり白髪だ!」
「お父さんあのね、この人は銀時っていう」
言いかけたところで銃弾をぶっぱなされる
「えっ!えっ!!ちょ、ちょっとお義父さんんんん!!?」
「貴様にお父さんと呼ばれる筋合いはないィィ!!」
「お父さん!待って!撃たないで!」
「大丈夫だ花蓮。お父さんと一緒に来い。地球人なんて軟弱で野蛮な生物、お前に」
こちらも銃弾をぶっぱなされる。
「お、お父さんに向かってな、ななななんてことをするだ!」
「…銀時を侮辱しないで」
「おい落ち着けって!俺なら大丈夫だから!天パが焦げて実験失敗しちゃった感じにしかなってないから!」
「許さない。この人を貶す奴は、誰であろうと関係ない。私が…潰す」
「やめな花蓮!」
「っ」
「お父さんも、どうかその銃を下ろしてくれないかい。そうしないと…」
クナイが飛んでくる
「!」
「ここ吉原で弾を打つとは、打たれる覚悟があると受け取ってよいのじゃな」
「月詠!」
百華と一緒に降りて来る
「ほう、軟弱者ばかりではないようだな」
「ごめんなさい、私のお父さんが」
「……お、お父さん!?」
その後落ち着いて色々話す
「そうかそうか、早とちりをしてしまっていたようだ。突然銃を向けてしまい申し訳ない。あなたたちは鳳仙の元から花蓮を攫い護ってくださっていたのですね。
感謝いたします」
「お父さんが生きていたなんて…」
「勝手に殺さないでくれ、お父さん泣いちゃうぞ」
「ご、ごめん」
「それはそうと……きみは、うちの花蓮とはどういう関係なのかな?そういう関係なのかな?」
「あ、いや…えっとですね…」
「銀時は私の彼氏」
「アァァァッ!何ストレートに言っちゃってんの!?」
「だってそうでしょう?」
「そうだけども!」
「彼氏……そうか…」

ー割愛ー

「お父さァァァァァァァァん!!!娘さんを、僕にくださァァァァァァい!!!」
「貴様のような脆弱な男に花蓮はやらんんん!」
「やめてふたりとも」
弾丸ぶっぱなされる。実験失敗したみたいになる。
「いい加減にして。私は銀時と結婚したいの。今更お父さんにとやかく言われる覚えはない」
「けっ、けけけ結婚…だと…!?」
(嘘だろ!?そんな話聞ィてねェぞ!?)

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