腰の刀は抜いてくださいな

はじめてのお泊り
「え、っと……」
「私はどこで寝ればいいの?」
「じゃ、銀ちゃん、花蓮、あとはおふたりで〜」
「神楽?どこに行くの?」
「今日は新八の家にお泊りして姉御と女子会ネ」
「女子、会?」
「あとで花蓮も一緒に女子会するアル」
「?わかった」
「銀ちゃん、変なことしちゃだめアルヨ!」
神楽いなくなる。
「変な、こと?って、何?」
「さ、さァな〜あいつ何言ってんだか、はは、はははっ」
「?」
結局布団を並べて寝る。しばらく黙ってる。
(やべェェェェ!全ッ然寝れねェェェェェ!!!緊張して寝れねェよ!なにこれ!なにこの恋愛初心者童貞みたいな感じ!?俺ってば彼女と初お泊りで
わくわくと緊張で胸が膨らんでる男子高校生かよォォォォ!)
※妄想
『ぎ、銀時……』
『花蓮…』
『あの……その……や、優しくしてね…?』
(アァァァァァァァァッ!!!これじゃどっかのトラ〇ルじゃねェかよォォォォ!!!
銀さんの銀さんがギンギンだァァァァ!!!やべェ!やべェって!こんなのバレたら……)
※妄想
『銀時…汚らわしい、もう触らないで。変態』
(アァァァァァァァァッ!!!嫌だァァァァァ!!そんなの嫌だァァァァァ!!!)
すると…
「くしゅんっ」
(ん?)
「くっしゅん、くしゅん」
「さ、寒いのか?」
「うん……私、皮膚が脆いから寒さにも弱くて…」
「そうだったのかァァ!早く言えッ!」
がばっと起き上がって自分の布団をかけてやる
「ちょっと待って、これじゃ銀時が…」
「いいんだよ!男は寒い夜を何度も超えて強くなっていくんだよ!」
「………」
(今くっついたら色々やべェんだよォォォォ!!ってかなになに??なんで黙っちゃうわけェ!!??俺スベった感じになってんじゃん!!)
ごそごそ動く。で、
(ん?なんだ?)
ぬくもりを感じる
「!!?」
「あったかい…」
(あっちからくっついてきたァァァァァァ!!?)
「お、おい、おまっ」
「か、彼氏とはくっついて、寝るんだって…日輪たちが…」
(あ、あいつらァ!相変わらず余計なこと吹き込みやがって!!でもなんかありがとォォォ!!)
「……銀時…?」
「えっ、あ、お、おぉ!ね、ねね寝るか!」
「うん、おやすみなさい」
「お、おおおおやすみ〜」
※このあとめちゃくちゃ寝れなかった

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