1番目の2


形代白露。呪術師ではないはずだがここら一帯の地域で呪術を使い呪霊を祓っている模様。聞き込みによれば人当たりもよく明るい。慈善活動、地域の人間との仲が良好である
以前事故物件に関する依頼が来ていたがそちらが取り消しになったのも恐らく彼女が解決したからではないかと
呪詛師である可能性はかなり低い。彼女を知ると思われる学生に話を聞き込んだが学校を中退していたことが判明

まとめた報告書を先輩である五条悟に渡す  
七海は形代白露を3人に任せ高専に戻っていた

「あそこってさぁ…なんかヤバかったような気がするんだよね。七海知ってる?」

「いや知りませんが。」

「というかその子結局今誰が追ってるわけ?」

「伏黒くんが追ってくれてます。虎杖くんと釘崎さんは彼女がいった喫茶店で聞き込みと待ってもらうことにしたんです。」

「できれば仲間にしたいよね〜。僕忙しくて行けないけど、どんな子だった?」

「特別こうとはないんですが、それなりに賢いとはおもいますよ。ただ力が使えてるというだけではなかったので。」









近年そういうおばけが増えてきたような気がする。伊達にここで暮らしてないからね
小学校終わる頃に親が亡くなって、中学生のはじめは気持ちの整理とかつかなくて学校も不登校だったよなぁ。これを始めたとき、自分に不思議な力があるって聞いて魔法少女とか日曜日の朝のテレビみたいなんて思ったり、ゴーストバスターズぽいよねなんて明るく思ってた。けど、子供で女っていう性別の私が夜中出歩いたり1人で行動するのは予想以上に危なかった
八乙女さんとか地域の人たちとかに出会うまでは大変だったよ

集中するとおばけが歩いたところが見えるんだけど、あと気配。でもこれなんか引きずるように歩いててヤバい気がするんだけど

気配をたどりながらちっちゃいのもはらってるし、さっき八乙女さんのしたっぱについてたのもちゃんとしてきたけど…これこっちに私が来るようにされてるの?
だったら引き返したほうがいいのかもしれないけど…でも引き返したら

「まぁいいか。だって私いい人じゃないし。」

いやでもおかしいよね、山の近くまで来ちゃってるし

「やっぱり今までのおばけってここからきてるのかな……。」

専門ではないけれどもおばけをみたときになぜかこう余計なものが一部混じってる気がした。もしその余計なもののボスがここにいるナニカなら死ぬんじゃないの?と考えた

生活が変わっちゃう可能性がある。それはやっぱりダメだな。私生きたいし、今は利益がなくても痛くても将来をみて利益になるならやろう
お金もうけ、ばっかりじゃない。でも、生きるために必死だった。お金があればネットカフェで泊まれるし、誠実に仕事をすれば晩ごはんももらえたりとかするし。誰かのためになんて言えるほどなんかない
やんちゃなチャラいここ出身じゃない男の人が自分の顔に免じてとか楽しいことをかわりにに心霊現象を解決してほしいって言い出した日には帰ったし。その人は不自然な死に方をしていた、ああやっぱり。そして同時に私じゃなかったらこの人は死なんてならなかったのかななんて

何十万なんてお金を利益にもらえるほど自信がないからそんなに貰ってもないし。そのチャラい人と私があったとき私はお金はいって無かったんだよね。悪い人だよ、だから。地獄に落ちたって仕方がない
死んだら楽になれるという話は私にはあてはまらない

「ここで死んだら、山で女子高校生不自然死!!とかニュースに流れるのかな…。っていうか女子高校生でもなんでもないや!!」

ザラザラと砂が崩れるような音が近くなる

「私は私のためにあなたを倒すよ。祠にいた神様かなにかわからないけど、私は生きるんだ」

泥と砂が混じった泥人形みたいな
人型じゃないだろうしこれ絶対強い

ボタボタと滴り落ちる青いような黒いような泥みたいなの。視線なんてないのに肌がビリビリする

革手袋をつけてる、足はとりあえずカラータイツなので大丈夫だけど念のためマスクだけでもつけよう。気持ち悪い、本当に気持ち悪い。なんでこんなのがここにいるんだろう

女性用の竹刀を貰ってきたのとあといくつか色々準備してきたけど

「山の木が邪魔!!」

水平に走れば土を操り地形を変化させて襲ってくる。それにけっこう山自体が手入れされてないのか、かわしてもブチブチって葉がちぎれるわ、バキバキって木が折れるわ。全身痛い

竹刀で攻撃をいなしてるし私も攻撃してるんだけど木が邪魔になるところに相手がいるから当たらない

どうするんだこれ





「お前さっきから形代のこと探してるだろ。あいつなら裏山にいった。ここから離れたあの場所だ、見えるだろ。」

いかにもといわんばかりのゴツい体格の男は俺にそう言った。煙草を吸いながら

「仲間じゃないんですか?」

「腐れ縁だ、ヤクザと年頃の女が仲間なんてないいもんじゃねぇよ。そういやお前ら本業なんだろ、おばけとかそういうのの。」

本業…その言葉に少し違和感があった

「見えるならあれだよな。あいつが殺ったらしいが残ってたりするのか?」

あいつが殺った、その言葉から考えれるのは形代白露が呪霊をはらったことだ。でも信じてない。呪霊が見えない彼らに嘘をついている可能性もある。聞き込みの話からするとその可能性は薄れた。最初こそは考えていた

「残穢がほんの少し残ってるけど…呪霊はいないな。」

「なんか言ったか?」

「なにもないです。」

「あいつは悪人か?」

“悪い人でいいのなら仲間になってあげてもいいよ”という言葉がよぎる

「悪人ってのはだいたい俺らのことをいう。人殺しもしてきた。他人から見れば俺らが守ってる最低限なんてクソに見えるくらいだ。あいつは自分が悪人だっていう。俺らとつるんでるからかって聞けばそうじゃないって言いやがる。善悪の判断なんて基本的に違う。大勢が持つ共通のイメージはあれども微妙な違いがすれ違いをおこすもんだ。」

「俺がお前にあいつの場所を教えたのは形代白露という女は少なからず一目だけで判断できねぇからだ。」

男は大声で誰かを呼びつける

「車を出せ。」

「わかりやした。」

「歩いたら裏山なんてつかん。車なら貸してやる、仲間連れてあいつに会えばいい。」

「俺に判断しろって言い方ですね。」

「さあな。ヤクザはわけのわからん生き物だどうせ。そういやお前らそういうお化けに詳しいならこんな話しってるか――――っていう話でな。うちのじーさんがよく話してたから眉唾だろうと誰も信じやしないが。」

真偽は確かでもない。それは聞かされた話も形代白露についても同じで

「アニキ、準備できやした。」

「ほら、行けよ。」

遠さがかるサングラスをかけたいかつい顔を横目でみた
























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