1【彼女は案外図太かった】
「ねぇねぇ、クロヨナちゃん。」
「なんでしょう?」
サンドイッチを食べながら誰もいない食堂で話す二人がいる。放課後なわけだがお腹のすいた二人は持ち込んでいたサンドイッチ片手に勉強していた
1人は紫の髪が特徴で背中に羽を持つ少女。もう1人はパステルカラーの髪色の主張が激しい少女
NRC、ここナイトレイヴンカレッジは男子校だ。二人の性別は女であり普通ならあり得ないのだがその事情はおいおい話すとして
「魂そのものを魔力に変換?する契約をする魔法とかって存在する?」
「どうしたんですか!?そっ…そんな物騒すぎます…!」
「物騒って、魔女とかそういうことするんじゃないのかな。」
「わからないですけども、昔聞いたお話だと…契約の対価に体の一部?声とかを要求するのとか聞いたことはあります…。でもそんな魔女みたことありません…。」
中々な物騒な会話をしていた。この話をし始めたヒシロと言われるパステルカラーの少女は実はこのツイステッドワンダーランドの世界の住人ではない。魔力なしと診断されているが帰る方法が見つかる間、学園に生徒として普通に過ごしていた。男子校なのに普通に過ごす性格はまさに図太すぎるの一点に限る
「ノート書き写す魔法とか欲しいなぁ〜、というか私の思ってる魔女と全然違うからびっくり。もっと邪悪かなんかのボスみたいなのだと思ってたんだよ。」
「ヒシロさんの前の世界の思想が怖いです…。」
「だって魔法使えるようになりたい〜!魔法少女ヒシロ!!とかになりたい。飛行術の授業なんか走らされてるんだよ私。それで疲れて次の授業寝ちゃうからまーた怒こられちゃう。」
「それでノートを写されてるんですね…。」
「うん、ごめんね。」
「クルーウェル先生に怒こられませんでした?」
「今日はうとうとしててあてられそうな時に起こしてもらったから、『この駄犬!!懲りずに寝に来たか!!』っていわれただけですんだから。」
「ダメじゃないですか〜!」
なんでもないそんな会話をしながら少女達の時間はゆっくり過ぎていく
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