明烏


「ディック! ディーック! なんでぇテメェ、帰ってきたのか。いやに早ぇじゃねぇか。女と出かけたと思ったが……、ははぁ、さてはまぁた袖にしやがったな。 あ? なに? 向こうが袖にした? バカ野郎、そういうのはテメェが甲斐性なしだから悪ぃんだよ。なんでこう長続きしねぇのかねぇ。いや、わかってる。わかってんだよ俺は。長続きしねぇのはテメェがどうにも垢抜けねぇからだよ。いっつも糸の切れた凧みてぇにフラッフラフラッフラしてやがって、なに考えてるかわかったもんじゃねぇ。テメェの見てくれに惚れた女ぁ、大概テメェの本気がわかんねぇっつって泣いて帰ってくじゃねぇか。そんなんじゃあなぁ、お前さん、嫁のあてもありゃしねぇよ」

「そんなこといってもなぁ。本当に袖にされたのは僕だし、確かに本当に好きでいてくれるのかわからないなんて言われたけど、心当たりがないんだもの」

「かぁーッ! なンだよなンだよ、情けねぇこと言ってくれるじゃねぇか。テメェって男はモテるクセに女の扱い方がぜんぜんわかっちゃぁいねぇんだ。今日はどこ行ってきたんだよ。あ? どこで袖にされたか聞かせろよ」

「なんだいこの人。趣味が悪いなぁ……今日は初午はつうまでね、ほら、すぐ近くのお稲荷さんにね。行ったんだよ。町内の人が大勢いたよ。僕なんかおこわとお煮しめ三膳もお代わりしちゃってさ。で、子供たちと一緒に太鼓叩いて遊んでたんだよね。面白いよねあれ。ドーン、ドーン、ドン、なんちゃって……」

「ちょいと、ディック、お兄ちゃん、待ちなよ。お前、それ本当に行ったのか? 女連れで? 女連れでそんな、お前、三膳お代わりしたとか太鼓たたいて面白かったって、お前、それじゃあ袖にもされらぁな。オイオイ、こいつが俺の兄貴なのかよ。ちょっと頭痛くなってきちゃったなもう……」

「ジェイ、大丈夫かい? 布団敷こうか? 薬はいるかい?」

「いらねぇよ! だいたいテメェのせいじゃねぇか! ったく、なんでこう女の扱い方ってもんがわかってねぇのかねぇ……それどころか遊び方すらわかっちゃいねぇんだからもう……」

「お前も行く?」

「いかねぇよ! ったく、どうにかして遊び方くらい教えねぇと、将来が不安だよこっちは」

「心配してくれてありがとう」

「どうにも会話が噛み合わねぇなオイ。ああ、いや、もういいよ。なんだってんだかねぇ。本当、せめて遊び方だけでも……あっ、おいディッキー! やっぱいこうぜ、お稲荷さん。なっ」

「そうかい? じゃあ支度をしなよ」

「おおっと待ちなよ! お稲荷さんっつってもよぉ、お前の行ったところじゃねぇんだよ。浅草のな、観音様の裏のほうに、大層流行ってるお稲荷さんがあるんだよ。いっそおこもりに行こうじゃあねぇか。なっ、俺が遊び方教えてやっから」

「おこもり? おこもりってなると、寝間着なんかも用意しないと」

「いやぁ、そんなことはしなくてもいい。向こうにゃ、寝間着に、布団に、枕、残らず揃ってんだから。あっ、それからな、あそこのお稲荷さんは、ナリが悪ぃとご利益がないからよ。ほら、お前、こないだ拵えた結城ゆうきがあったじゃねぇか。それを着てけよ。そうだ、それそれ。あとな、足袋もな、いいやつを下ろしてな、そうそう。そうだ。それからそうだな、あそこのお稲荷さんは、お賽銭が少ねぇと、またご利益がねぇからな。お賽銭が足りなくなって、馬が付いてくる……いや、あの、狐がついてくるなんてなぁ、穏やかじゃあねぇからなっ、お賽銭どっさり持ってきな。なっ、あとはその場で俺が教えてやっから、安心してついてきなよ。ああ、ついでだ。俺の分のお賽銭も入れといてくれ。いいじゃねぇか授業料だよ授業料」

「別に構いやしないけど。こんなにお賽銭が必要なのか?」

「いやー、あそこはね。流行ってるだけあってね。お賽銭が少ねぇと、ご利益がな、ねぇんだよ。狐ってのはよぉ、怖ぇよなぁ。どうせならな、御利益にあずかりてぇじゃねぇの。せっかくなんだから。よしっ、準備できたか? じゃあ行こうぜ。大丈夫大丈夫、他の連中には俺がうまぁーく言っとくから。ブルースだって心配してたもんよ。『ディックは如何せん固すぎてしょうがないが、お前は柔らかすぎていけない』ってな。ったく親ってのはつまんねぇなぁ。子供育ててこれが固いってぇと心配して、柔らかいってぇとそれはそれでまた心配する。どっちみち心配なんだからよ。なぁ、もう、親ってなぁ大変だね。俺ぁ生涯子供でいようと思うよ」

「なにぶつくさ言ってんだよ。子供ができたらどうする気だ?」

「子供を親にしようと思ってる」

「バカ言うなよ」

「真剣だよぉ、俺は。ほら、案内すっからついてきな。場所しらねぇだろお前」

 そうやってね、ふたりつれだって歩いておりますと、土手へかかってまいります。もう時分どきですから、大変な人手。

「はぁあ、えらい人だねぇ。ジェイ、これ、残らずおこもりの人たちかい?」

「おっ、おう、まぁ、おこもりの人もあれば、まぁ、ちょいと、お参りだけで引き上げちまう奴もいてな。まぁまぁ、いろいろだわな」

「へぇ、そうなんだ。すごい人出だねぇ」

「おう、そりゃもう、すげぇ御利益があるからな、ここはよ」

「そうなんだ。あっ、ジェイソン、ここに柳の木があるね」

「おう、これが有名な見返り柳っ……いや、あー、なんだ。えっ、えぇ、これがあのぉ、お稲荷様のご神木だからよ」

「ご神木なんだ。へぇ……僕、迷子になったら、柳の木の下に立ってるから」

「幽霊だねぇ、まるで。おう、ディッキー見てみろ。あれが大門ってぇ……いや、あのぉ、なんだ。ああ、あれがね、あれが鳥居だからよ」

「鳥居? また、妙な形をしてるんだな」

「うーん、まあ、そうなんだよ。この形がおもしろいってんで、みんなくぐるんだよ。なぁ。おいっ、ディック、見てみろ。あそこにちょいとした建物が見えんだろ。あれがなぁ、お茶屋って、いやぁ……なんだ。ええ、あれが、えっ、えぇー、館だよ。お稲荷様の。俺はね、ちょっと、あそこでちょいとね、おこもりの段取りなんかを、一足先ぃ行ってつけてるから。そこらブラブラしといてくれ。なに、すぐすむからよ。迷子になったらな、ご神木の下立ってりゃいいから。まあすぐ戻るから、大丈夫だとは思うけどよ。行ってくるから。なっ、よしじゃぁ、ちょっと待ってな」

 そういってお茶屋にいきますと、スッと戸をあけまして奥のほうに声をかけます。

「こんにちはぁー!」

「はーい、あらっ、まぁ、ジェイソン! どうなすったの。近頃お見限りで。いけませんよっ」

「どうも、おかみ。いや、すまねぇな。あのね、お詫びのしるしというわけじゃないんだけど、ほら、こないだ来た時みんなで大笑いしただろ。なっ、うちの堅物。とうとう、連れてきたからよ」

「あらっ、するってぇと、あんたのお兄さん? あの二枚目の?」

「そぉなんだよぉ」

「まあ、よく来たわねぇ」

「おう、だからよぉ、女郎買いと言ったんじゃあ、どうやったって来ねぇだろうからな。ちょっと、一計をね。案じてね。観音様の裏のお稲荷様で、おこもりってぇことにしたからよ。ま、とりあえず、この、お茶屋の手前まで連れてきた。なっ、どうせ店へ上がっちまえば、ばれるだろうけども、このお茶屋にいる間だけでもなんとか、そのぉ、お稲荷様のおこもりってぇことにしてぇからよ。なっ、このお茶屋をさ、まぁ、館ってことにする。いいか? で、女の子はお巫女さんだよ。だからお巫女さんの館ってぇことにして、でぇ、おかみがお巫女頭になる」

「嫌ですよぉ、そんなお巫女頭だなんて」

「いや、頼むよぉ、芝居してくれよ。なっ、後生だから!」

「まあ、そうですか。で、どちらにいらっしゃるの?」

「おう、もうじき来ると……あぁ、来た来た。ディック! こいこい。さあこい、こい、こい、おう、さあ、遠慮すんな。おう、お館だからな。お巫女さんが大勢いるだろ。さぁさぁさぁ、上がれ上がれ。はやく上がれ。こっちにいるのが、お巫女頭だからな。おう、挨拶しなよ」

「どうも、お初にお目にかかります。僕はリチャード・グレイソン。もっぱらディックと呼ばれております。今晩は、弟とふたりでおこもりに上がりました。よろしく、お引き回しの程、お願い致します」

「まぁ、はぁ、どうも。ご丁寧な挨拶、おそれいります。まああの、どうぞ、お手をお上げなすって。まあ、んですねぇ、ようこそ、おこもりにいらっしゃいまして、ありがとう存じます。まぁ、まぁ、若旦那は様子がよろしいから、お巫女さん達はもう、大喜びですよ。はいっ、あの、あたしが、お巫女頭を務めさせていただいておりますの、はい。はいっ? なんですの? 本来ならば、親父が一緒に……ふふっ、お堅いことで恐れ入ります。あ、どうぞ、お手をお上げなすって。あぁ、いけませんよ。そんな丁寧な挨拶をなすっちゃぁ。っは、ははは、くくっ、何、笑ってんだよお前は。バカだねぇ、笑う人がありますか、ふふっ、お前が笑うから、あたしまでおかしくなっちゃうじゃないかね。お稲荷様のおこもりなんですっ、ほんとにまぁ、じゃあ、まぁ、とにかくねぇ、早くにお送りしたほうが、いいからね」

 早いところ送り込んだほうがいいってんで、お茶屋のほうは早々にして、店にポーンと放り込む。
 幅の広い梯子段をトントントントーンと上がりますと、引きつけという部屋に通される。引きつけったって、別に目を回すワケじゃあございません。
 待合室、控え室というようなもんですね。
 そこで、ま、一杯飲んでひと休みして、それぞれの相方を決めるという寸法で。
 まぁ、ここに来てやぁっと気づいたのか、愚兄が、やっとね。もう、キョロキョロキョロキョロし始める。
 と、廊下をきらびやかな頭、もの凄い衣装を、こう、着けまして、厚い草履を引きずるようにして、パターン、パターンと女の子が通る。
 これを見れば、どんな堅物だろうと、ここがお稲荷様じゃあねぇってことは検討がつきますんで。

「ジェ、ジェイソン? ジェイソン! ジェイソン!」

「んん? なんだよ、そんな大きな声出して。どうしたぁ?」

「はぁ、ここは、お稲荷様かい?」

「おう。まぁな、弁天様もいくらかいるけどよ」

「何を言ってんだよ! ここは、お女郎屋じゃあないか! いや、僕、来たことないけど。来たことないけれども、書物で読んで知ってるよ! お前はひどい奴だよぉ! 僕を騙して、こんなとこへ連れてきてぇ! 冗談じゃないよぉ」

「いけねぇなぁ、ディック。泣いちゃいけねぇぞ。いやぁ、俺ぁね、弟としてよぉ、お前が心配なんだよ。ここらでひとつ遊び方ってぇのを覚えとかねぇとよ。男ってのはよぉ、仕事も遊びも両立して初めて一人前っつーだろうが。な?」

「冗談じゃないよ。おもしろがって僕をこんなところに連れてきて……僕が女郎屋に上がったなんてことがティムやダミアンの耳に入ったら……嫌われたらどうするんだよぉ!」

「情けねぇなぁ、こらぁどうも。あのなぁ、あの、ディック。おい、泣くなよ。お前なぁ、ここは男が泣くとこじゃあないんだから。泣かせるところなんだから。なっ、泣いちゃいけねぇってば」

「お前はおもしろいだろうよ。笑えよ。僕は帰らせてもらうから」

「帰っちゃいけねぇよ。ここで帰ったら、バカみたいなもんだぞ。弱ったなぁ、こらぁどうも。まさか、こうなるとは思わなかったぜ。本当に笑っちまうなぁ。ったく。あのなぁディック、吉原には吉原の法ってもんがあるんだよ。な? おい。さっき、ご神木っつったなぁ。あらぁ、そうじゃねぇんだよ。見返り柳ってんだ」

「書物で読んだよ」

「ああ。そうかい。鳥居といったが、あらぁ、大門ってんだ」

「書物で読んだ」

「なんでも本だなぁ。そうかよ。じゃ、そのなぁ、大門の脇に、髭ぇ生やして恐い顔したおじさんが、帳面持って立ってただろ。見なかったか?」

「いたね」

「おう。そうだろ。なっ、そのおっさんは、どういう訳でそこに立ってるか、ディッキーお前知ってるか?」

「本には載ってなかったよ」

「あんまりいい本は読んでねぇな。じゃ、しょうがねぇ。教えてやろう。いいか、どういうなりのもんが何人で、どの店へ上がったかぁてぇのを、あのおっさんは、帳面にずぅーっとこう、書いてんだよ。なっ、俺たちがふたりで、この店へ上がっただろ。で、途中でひとりがツゥーとけぇってみろよ。『あぁ、こりゃ胡散臭い野郎だ』ってんで、大門のところで縛られちゃうの、吉原の法なんだから」

「そんな、馬鹿なこと」

「おう、嘘じゃねぇよぉ。もう、グルグルに縛られちゃうからね。縛られると当分けぇしてもらえねぇな。なんたってこないだ、正月を三度迎えた奴がいたからよ。まあてめぇは初めてだし、身分もはっきりしてるから、そんなことにはならねぇだろ。せいぜい正月一回だな。ほら、それでよかったら帰った帰った」

「えぇっ、それは困るよ! じゃあ、あの、すまないけど、大門のところまで送ってくれないかな」

「そうはいかねぇよぉ。そんなことしたら、こっちまで胡散くせぇってんで、縛られちまうからなぁ。そらぁ嫌だよ。御免被るよ。けぇるんならひとりでけぇりな」

「じゃあ、僕が困るじゃないかぁ! どうすりゃいいんだよぉ!」

「どうすりゃいいって、お前が帰るっつーからこういうことになってんだぜ。なっ、だからよ、ディック。もう少しの辛抱だって。な、もう少しでお引けだから。そうなるとよ、それぞれ、花魁の部屋に行くからよ。ここまで来たらテメェも男だ。覚悟決めろよ。騙されたほうが悪ぃんだからよぉ」

「バカにしやがって……さっきから随分飲んでるじゃないか。覚悟決めろって言ったって、そのお引きとやらのあとどうなるか、僕はなんにも知らないんだぞ」

「なんでぇ、あんまりいい書物読んでねぇな。大丈夫だよ、相手はその道のプロなんだから。俺もよぉーく言ってあるから。なっ、向こうさんが上手くやってくれるってんだよ」

「お前も一緒に来てくれよ」

「……やだよこの人は。追い詰められると人間なに言い出すかわかったもんじゃねぇな。俺にお前が花魁と仲良くするとこ見てろっつーのかよ。冗談じゃねぇよ、俺だって相方決まってんだから、心配するこたぁねぇよディッキー」

「お前が案内するっていうから僕はここに来たんだぞ。最後まで面倒みろよ! じゃないと僕は本当に帰るからな。捕まったらお前が共犯だって言ってやる!」

「脅しまで入り始めたよ。いやぁ、大丈夫だってディッキー、心配すんなよ。相方がうまーくやってくれるから。なっ、おい、うわ、怖い顔だよ。目が本気だもの。おいおい、落ち着けよ、だいたいおめぇ、部屋に三人おさまるわけねぇだろ」

「三人でやってやれないことはないよ」

「なんでそんなことばっかり知ってんのかね!」

「書物で読んだ」

「よくねぇ本だなぁ!」

「ちょいと、おばさん! 僕らふたりで部屋に入るから! 大丈夫だろ!」

「はいはい、構いませんよ。あらジェイソン、どうしたのそんな青い顔して。大丈夫よ、融通聞かしとくから。ほらジェイソン、そんな怖い顔しないで、ねっ、じゃ、ふたりでね、花魁の部屋に行きましょう。ねっ、その方がほら。いいだろうから。早い方がね。案内するから。ほら、ねっ。二人とも。ほらジェイソン、お前さんそんなに腰の重い男じゃなかっただろ」

「いや、まって、待てって。どういう流れだこれ。俺は俺の相方がもう決まってんだろ、なんでこいつと同じ部屋にいかなきゃいけねぇんだよ。おかしいだろ。おい、だめだって。いや、触るんな。触っちゃっだめだって! 子供できたらどうすんだよ!」

「あたしはお婆ちゃんだからもう出来やしないよっ! ほら、ぐずぐず言ってないでこっちへいらっしゃいよ!」

「ダメだって。勘弁してくれ。ちくしょうなんでこんなことに、おい、ダメだって……ブルースゥウウッ!!」

 叫んだって助けにくる訳がないんですが、まあ、一生懸命に叫びました。今まで半泣きだった愚兄がね。この時はなんていうか、もう、ケロッとしてやがって。憎たらしいったらありゃしねぇ。
 また、ああいう所のおばさんってなぁ、口は大変に優しいんですが、この腕力のあるのなんのって……

「さぁ、こっちへ来るんですよ。いいから、こっちへ来てぇえ!」

 なんてんでね。花魁の部屋へ放り込んだ。

「ちくしょうふざけんな! こんなんなら帰ったほうがマシだ! 俺ぁ帰るぞ! ディックてめぇ、覚えてろよ!」

 なんつって、三下みてぇな言葉吐いても相手はどこ吹く風でございます。
 まあ、窮鼠猫を噛むってぇ奴ですかね。部屋に放り込まれた弟をね、なんでか、騙されて連れてこられたはずの愚兄がね、こう、押さえつけまして。こういう時にかぎってなんでか花魁が早々に入って来やがる。
 するってぇと、女の前で布団に押さえつけられてる、情けねぇ男がひとりいるわけです。

「おい離せ! 離せっつってんだよ馬鹿野郎! 俺ぁもう帰るからな!」

「帰れるもんなら帰ってみろよ」

「おう、やってやるよぉ! まず離せ! 離せってんだよ!」

「いいの?」

「なにが!?」

「僕がお前を離して、お前が帰ったら」

「おう」

「大門で縛られる」
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美しくなんて死ねると思うな