SSS
0906
Wed
赤いセカイ/花黒
※死ネタ
世界が止まった気がした。周囲の悲鳴が遠くで感じる程に、赤に夢中だった。水色を中心に赤がじわりじわりと広がっていく。無意識に一歩踏み出して赤に飛び込む。靴が染まる。意識を失いつつあるあいつと眼があう。そこに宿る黒いモノに、俺はぞくりと躯を震わせた。そんな表情も出来るのか。ああ、今なら云える。云ってやってもいい。「好きだぜ」「――」あいつは驚いた様に目を見開いて笑うと、「 」
prev
next