SSS



0906
Wed

キミがそれを望むなら/氷黒




※人外ネタ


選択肢を間違えた、と彼はいった。
「だから後悔してるのかい?」
「ボクは生きたかった。あの時確かに生きたかったんです。でも、こんな結末を望んでいたわけじゃない」
ほろほろと零れ落ちる涙を拭ってやるとにこりと笑いかける。きょとんとした様子で見上げる彼の額に頭を預けて。
「――なら、オレが殺してあげる」
だからもう泣かないで、愛しい吸血鬼さん?