ストックホルム症候群
「――ストックホルム症候群というのを知っているか」
「……何?」
「俺達は肉の器を与えられ、ヒトの姿を得た。怪我をすれば血が流れ、食欲もあれば睡眠欲もある。……俺達はどこまでヒトなのだろうか」
「……だから何だ。お前は何が云いたい?」
「――このままお前をここに閉じ込めたのなら。お前もそうなるんだろうか」
なぁ山姥切、と倉庫の扉の前に立つ偽物くんが、うっそりと哂った。
「――ストックホルム症候群というのを知っているか」
「……何?」
「俺達は肉の器を与えられ、ヒトの姿を得た。怪我をすれば血が流れ、食欲もあれば睡眠欲もある。……俺達はどこまでヒトなのだろうか」
「……だから何だ。お前は何が云いたい?」
「――このままお前をここに閉じ込めたのなら。お前もそうなるんだろうか」
なぁ山姥切、と倉庫の扉の前に立つ偽物くんが、うっそりと哂った。