もういいや、


※嫌われ+死ネタ


おや、皆さん。……あぁ、別に睨まなくてもいいですよ、安心してください。お望みどおり消えてあげますから。ですが、覚えておいて下さいね。君達が僕を殺すんだ。はい?意味がわからない、ですか?犯罪者にする気か?まぁ、そうですね。
いいですか?僕は自分から望んでじゃない、君達に死ねと云われたから死ぬんです。ねぇ、立派な罪でしょう?どうせ、赤司君が権力を使って無かった事にするんでしょうけど。まぁ、構いません。これは僕から君達への復讐だ。だから周囲には無かった事にされても、君達を苦しめればそれでいい。
さて、マネージャーさん。上手く騙せましたね、おめでとう御座います。ですが、爪が甘かったですね。よく確認しておかないと。動かぬ証拠になりますよ。ほら、こんな風に。
……どうして?そんなこと、簡単ですよ。貴女は誰も居ないと思って吐き出したんでしょうけど、実は録音されていた、それだけです。桃井さんに感謝ですね。
おや、顔が真っ青ですよ、大丈夫ですか?君がお好きな赤司君に慰めて貰えばいいじゃないですか。
……はあ?今更何なんですか、君達。謝罪なんて要りません。最初に云いましたよね、復讐だと。僕は赦すつもりなんてありませんよ。君達にとって、僕は取るに足らない存在だと解ったのですから。
最後ですから、全て話します。君達が僕を追い詰めたんじゃない、僕が君達を此処に呼び出したんです。桃井さんにはわざと僕が屋上にいると云って貰ったんです。君達がいいことを聞いたと思わせて此処へ来るように。桃井さんにはそのまま放送室へ行ってもらって、先程の音声を流してもらいました。目的はもう云わなくても解りますよね?
さて、桃井さんが来る前に終わらせましょう。彼女には、見てもらいたくありませんから。記憶に焼き付けるのは、君達だけでいい。
それでは精々苦しんで下さい。
――さようなら。