お風呂きもちいね

「寮のお風呂がご都合主義で壊れ、しかも、セメントス先生が出張という二次災害が起きた」
「説明ご苦労なこって」
「だけでも悲劇なのに!!なんで!!あんた!!この時間に入ってくるの!」
「……あー、ねみぃ」
「現実逃避してんじゃねぇ!!男子は夕方の6時から9時までで女子がその後って決めたじゃん!!今、0時!!時計の見方も分かんないの!?」
「びーびーうっせぇ、響くんだよバカ」
「バカはてめぇだ!!!バカ豪!!」
「あぁ???」
「浴室のドア開けてわかんなかったの!?私居るって!」
「喋んねぇから幻覚かと思った」
「驚きすぎて声失ったんだよ、このアンポンタン!!変態!」
「だーかーらー響くっつってんだろ!!」
「うわぁぁぁ、立ち上がらないでよ!!見えてんの!!」
「見てんじゃねぇぞ、このくそ痴女が!」
「理不尽!!…うわ、もう、頭クラクラする…」
「ならさっさと出ろや」
「出れるわけないでしょ!?」
「てめぇの貧相な身体見たところでなんも思わねぇわ死ね」
「絶対うそーー!!わかった瞬間、胸元見たじゃん!」
「み、見てねぇ!!殺すぞ!!」
「あ、まって、……やば、気持ち悪……」
「は?」
「…………うわ、爆豪2人も居る……これまず……」
「おい、苗字!?」
「…………」
「てめ、だから上がれっつつたのに!!だぁぁぉ!!これ、どうしろってか!!?」