「バレンタインデー・キッス」
「りぼんをかけーて」
「「しゃららら、素敵にきs…ぶっ」」
「うっせぇ！！大声で歌ってんじゃねぇ！！！殺すぞ！！」
「顔面ぱんち…！！」
「いったぁ…ほんと、爆豪有り得ない…」
「テメェらがクソうぜぇ歌ずっとぴーぴー歌っとるからだろうが…！！」
「だって今日バレンタインデーだろ？！テンション上がっちゃう行事！！」
「知らねぇわ、死ね」
「ほら、上鳴くん、爆豪にはそんなチャラチャラした行事無関係なんだよ。どーせ、チョコも1つも貰えてないんだよ。可哀想に」
「まぁ、爆豪に渡す勇者居ねぇもんな」
「あぁ？！？」
「因みに何個貰ったん、爆豪？」
「…………コロス」
「ひっ、拳！！！」
「上鳴くんの何も考えないで無神経な発言しちゃうとこ嫌いじゃないよ」
「褒めてる？？」
「あえて茨の道を行く君は凄いと思うよ。うん」
「呑気に観察してるが次はテメェの番だからな！！！クソボケ！！」
「おっと、雲行きが怪しいのでここら辺で退散しマース！！…あ。ばくごー、かみなりくんー！はい、これ！！」
「…ぅ、うぇ…ぃ」
「…あ？？？ンだこれ」
「ダーク。ホワイトデー300倍でヨロシク」
「「は！？」」
「あと、寮、寄り道せずに帰ってきてね。バレンタインデーだから女子でご飯作って待ってるから。んじゃ、ばいちゃー」
「………」
「………」
「………爆豪さー」
「…ンだよ」
「苗字にチョコ貰えて嬉しいのは分かっけど、顔にやけててヤバいから、治ってから帰って来いよな？」
「てめぇはここで死んどけ」