なぞなぞしないと出られない部屋

【Hになればなるほど硬くなるのはなーんだ?】


「「「…………」」」
「今どきこんななぞなぞ出してくるやついるの」
「クソくだんねぇ」
「鉛筆でしょ、鉛筆。はい終わり」
「さっさと出んぞ。マジで時間の無駄だったわ」
「え」
「「え?」」
「いや、なぞなぞって言うにはもっと引っ掛け的なものがあると思って。まんまだから」
「……轟くん、こういうなぞなぞされた事ないの?」
「ねぇな。皆されるもんなのか?」
「……されるって言うか、こー、思春期男子は全員そういう経験があると思ってた」
「なんで思春期男子限定なんだ?」
「……な、なんでって、その……爆豪、パス」
「俺にふんな」
「私に言わせるつもり?」
「言えや」
「サイテーかよ」
「…………あ、……わりぃ、察した」
「あ、……えっと、そ、そう」
「ごめん、女子に言わせる言葉じゃなかった」
「いや、あの、う、……うん」
「わりぃ、すぐ思いつけば良かった」
「…………」
「すぐに結び付かなくて」
「……わぁ、どうしよう、めちゃくちゃメンタルやられる」
「純情度で男に負ける思考回路」
「おまえをころしてわたしもしぬ」
「早まらないでくれ」