「爆豪さん、恋するおまじないというものがあるそうなんです！」
「クソみてぇな本持ってくんな」
「ここのページ見てください！リップクリームのおまじないですわ！」
「きけ」
「なんでも新品のリップクリームに♡を書いて使い切れば好きな方と両想いになれるとか！」
「まじでクソみてぇなことしか書いてねぇな」
「ここに実施した方のコメントもあります！実行する余地はあるかと！」
「お前どっかでツボでも買わされんじゃねぇか」
「壺は今は関係ありませんわ！リップクリームですから！」
「てめぇがやってみてぇだけだろ」
「……」
「……」
「さ！やりましょう！」
「今の間なんだよ！！」
「これでもしかすると名前さんと両想いになれるかも知れませんわ！」
「そんな眉唾モンする気も起きねぇし、そもそも、そんなもんの力借りる気ちゃんちゃらねぇわ」
「リップクリームは先程購買で購入してきましたわ！」
「会話やめんな！」
「みて、耳郎ちゃん。幼女(長女)が幼女(次女)の面倒見てる」
「あんたそれ爆豪に言ったら殺されるよ」