落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する

2021/06/10
レディー・ガガの目玉メイクに酷似‖なら今晩の夢は出来れば幸せな太陽の陽射しと黄金の国ジパングとやらへのトリップ物語なんてどうだろう。オマケに青いオバケと寝間着の少年も連れて



2021/06/09
キリスト教信者‖どれもかれも頭の中で起きたことに過ぎないのであれば1970年ビートルズ解散も1989年ベルリンの壁崩壊だって、あれ全部作り話だったとかアリだって訳


2021/06/08
揺るぎのない権力者‖誰もが解けたてのチョコレイトにウツツヲ抜かしてしまうようにきっと世界もそうであると疑わないのも独裁者の特権ですけどね。資本主義であるのね相棒



2021/06/07
今夜の夢に出てきたのは青いオバケと寝間着姿の子供だけ。‖目覚めの悪さはトイレットに流した嘔吐物を見送るような気持ちと対峙した。確かヒトラーだって眠れない夜があったとか圧倒的な冷戦が頭の中で幕を切る。決意を固めるには良い女の生脚と旧ソ連への政略会議に限るみたいで


2021/06/06
棲みにくい世界‖昨晩の寝言に隠し計らう器量、焼かれたように痛む思考は時々僕の神経系を失神させた。あの頃に還りたいと思うことさえ出来なくなった今僕はこの世界で生きているのだとやっと実感出来たのかもしれない。


2021/06/05
後戻りは許されない‖割愛された追憶の中の自分に別れを告げた頃には僕はもう大人でもなく子供でもなく僕自身でもなくなった。


2021/06/04
夢で終わらせたバイタリティー‖それならいっそあの休日に残された子供のままの記憶を突き放してこの生きにくい世界でやり過ごす術を身に付けたいと思った。


2021/06/03
僕らは知らないまま生きて‖此処がどの様な空気で出来、どの様な塊なのかさえ皆無に近い僕らの経験値に惑わされ気付かない。生きる上での固定観念を捨て切れないのならせめて自覚したいと思う程に単純に生きてきたのかもしれない。


2021/06/02
曖昧なまま大人になって‖やるせない情を抱え過ごしたあの休日に逆らえずに淡々とやるべきことをこなして行く日常は僕らに境界線を示してくれようとはしない。


2021/06/01
わたしの肺の中‖すみません、ぼく――左右非対称のモノを見ると、胸のあたりを内側からカリカリと掻き回されるような気分になってしまうんです。


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