記録
4分33秒のテディベア
2020/04/26
空走る雲みたいに‖
窓ぎわ、色とりどりのガラスモービルが光っていた。薄い琥珀糖みたいな硝子が触れ合っていた。結晶化された君の温度。顔も、声も、笑い方も思い出せないのに、平熱だけ覚えてる。君の手は夏も冷たかった。心があたたかいからよってうそぶいた君。君を忘れた僕の手は熱い。僕はまた君のいない夏にいる。
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