ルルイエにだって暖炉はある

2021/03/18
僕は生温い水の中にゆらゆらと漂っていた。そこに時間は無かった。感情も無かった。ただ彼が与える物を僕は吸収していった。‖特別なんていらなかった。才能なんて欲しくなかった。十六年かけて築いた小さなテリトリーで、ただただ「普通」でいられたのなら。


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