シャムロックの手錠

2021/03/27
子供らしさを捨てることを強いられ、まさにこれから同じ形に思考を刈り取られようという生徒たちは、この狭い空間でただ身を焦がしていた。‖窓の外では深紅や白の薔薇が咲き誇り、木漏れ日が斑に地を染める。凍てつく冬を目の前に命を謳歌する草花には目もくれず、教室では単調な日常が繰り返されていた。


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