10,911mに隠した怯え

2020/01/07
群青で模られた儚きもの‖君が孤独にならないで済むのなら、僕は甘んじて地獄へ堕ちよう。その代わり、僕は愛を教えた君を恨むよ。なんだってこんなに苦しいんだ。知らない方が良かった、なんてそんなことは流石に言わないけれどさ。愛がこんなに辛いなら、僕は地獄の炎の方がすごく優しいと思うよ、多分ね。それにきっとお互い様だからさ、君も僕を許してよ。君を置いていくことをさ。だっておあいこだろう?
でも、それでも君が苦しいと言うなら、僕は毎日神様にお祈りだってするし、届くとは思えないけど君に向かって叫ぶよ。どうか幸せに、ダメならせめて泣き止めるように。地獄の閻魔様にも頼んでみるしさ。だから君も、この夏は頑張って僕の声に耳を傾けてくれよ。



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