パロミノの心臓

2021/04/01
目の前で何か喚き立てる声を聴き流しながら、思考と感覚がゆっくりと乖離していくのを感じていた。‖張り出したバルコニーから月光に染められた薔薇園が黒と銀に縁取られる様を見るともなしに眺める。幻想的な夜は彼の毛羽立った心を静めてくれる。


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