4分33秒のテディベア

2021/05/06
綺麗な人‖母は宝石が好きだった。好きと言っても身に着けたりせず、ただ床にばら撒いて眺めるだけであった。僕は目覚めて、宝石が散乱しているのを見ると恐ろしくなる。母を思い出すからじゃない。ただ、きらきらと光る宝石を、訳もなく美しいと思うからだ。


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