10,911mに隠した怯え

2020/07/08
瑠璃は脆し‖類する青を一つ挙げよ
理性に膝をつく獣
儚さの永久性
もどかしく愚かしく
朗々と光に集え
然るに翳る黒



2020/07/07
大丈夫になるように‖金魚鉢では眠れない
清く正しく憎らしく
くららかな冷凍生活
うらはらに抱く水泡
ひと粒ずつの星の中
純粋を型にはめては
求めるなら月より魚
ない物ねだりの転結
掬われる意味を知る
鯨のように眠るのだ



2020/07/06
その日々を齧る‖夏日の断面
佳日の切れ端
暇日の一粒
過日の皮



2020/07/05
追蹤ポートレート‖微酔デナイアル
平明オルタナティブ
今昔ジャンクション
彼方ストレージ
未来性コンティニュー



2020/07/04
メメント期して記す‖自性と自称
仮定も過程
至高な志向
執着は終着
干渉に感傷
不信へ腐心
感性が陥穽
境界と胸懐
軌跡か奇跡
彼方の貴方



2020/07/03
君知るや月の裏‖無欠の陰翳
仰げばうつくし
あなたの前では影さえ踏めない
在りし日のアルベド
尽きる星を見ていた
青と蒼と藍のレシピ
欠け引きにうってつけの日
万有運命あるいは引力
線上のジオラマ
また満ちる



2020/07/02
希望的反則フィクション‖現実当否のフレイムテール
過去読了のミスリード
現在対向のトリック
半実仮想のプロット
未読未来のマクガフィン



2020/07/01
転ばぬ先のパレイドリア‖プライドとオセロ
絵空事のパース
リ・アンブレラ
ひとりきりのエンドロール
それでも僕は続く
一喜一憂カルーセル
魔法かもしれない
前後不覚のランウェイ
ステップ・スキップ・ストップ
いつかはカレイド



2020/06/30
くがねとはがね‖闘の庭
誉の獣
剛柔心中
咆哮一閃
忘れじの掌
相対する相半ば
薄明けに似ている
凪に伏す
不可知の分水嶺
銘銘路



2020/06/29
春になったら栞を抜いて‖青を置き去りに
晴れ間来たらず
枯れ別れ
花知らずと花忘れ
得意なのは春のふり
右の手は冬のさなか
曇り空に親しむなよ
春隣の予言者
僕らの春はここから
三月、絡めとって



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