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まぁ、それでも。二週間テスト勉強なしでテストに向かうのは、裸で戦うのと同じことで。
僕たちは皆ボロボロに負けていた。
当然それを見たA組が黙っているわけもなく。面白そうに僕たちを馬鹿にする。
「へーえ、じゃああんたらは俺に何も言えないわけね」
五英傑の四人が浅野くんの後ろで騒いでいる時、カルマくんが彼らの後ろから近寄ってきた。
「まーどうせうちの担任は、一位じゃないからダメですねぇとかぬかすんだろ〜けど」
そういうカルマくんの成績は、学年2位。クラストップだ。
「...カルマくん」
「あいかわらず数学のトップは新稲ちゃんなんだけどね。俺数学に関して言えば新稲ちゃんより強い人見たことないかも」
浅野くんをニヤリと見ながらそういうと、次にはカルマくんはこういった。
「今回本気でやったの俺だけだよ。他の皆はお前らのために手加減してた」
カルマくんが、僕らのことをフォローしてくれたのだ。
この二週間で、僕たちはたくさんのことを学べた。勉強だけではわからないことが。
身につけた力は他人のために使えるんだってことを。
後日、そのことを烏間先生に伝えるために全員で職員室に行き謝れば、烏丸先生は小さく笑みを見せてくれた。
「考えはよくわかった。だが、今の君らでは高度訓練は再開できんな。何せこの有様だ」
そう見せられたのは、股の敗れたジャージ。
「ハードになる訓練と暗殺に、もはや学校のジャージの強度では耐えられん。ボロボロになれば親御さんにも怪しまれるし...第一、君らの安全を守れない」
烏間先生の後ろからダンボールが運ばれてきた。その中に入っていたのは、防衛省からのプレゼントだという新しい体育着。
「先に言っておくぞ、それより強い体育着は地球上に存在しない」
その言葉通り、新しい体育着はすごかった。
軍と企業が共同開発したらしく、高いところからバーベキユー台に落ちても暑くも痛くもなく、揮発性物質で色を変えれるからどこから銃を撃ったのかばれることもなく、窓に勢い良くぶつかっていっても傷一つない。
「何なんですか今日は!!息つく暇もない!!」
そう叫ぶ殺せんせーに、烏間先生が代わりに言ってくれた。
「せっかくの新装備、手の内を晒すのはやめとけと言ったんだがな、彼らがお前に見せたかったそうだ。新しい服の使い方を」
教えの答えは暗殺で返す。これがE組の、暗殺教室の流儀だから。
「約束するよ、殺せんせー。私たちのこの力は、誰かを守る目的以外で使わないって」
その僕たちの答えに、殺せんせーは笑顔で、満点です、と答えてくれた。
その満点が何よりも嬉しい、点数だ。
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