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うまく死神を騙せたらしい。死神は烏間先生の元へ行き、そのまま先生に巻き込まれて地下の水付近へと落ちて行った。

そうだ。


「なんか、なんかすごい闘いだーー!!」
「何言ってるかサッパリだよ殺せんせー!」
「わかるように説明しろよ!」


烏間先生達が落ちてきたところを、殺せんせーが文字通り目を伸ばして実況をする。何言ってるのかサッパリわかんないけどね。


「心配せずともそう簡単に烏間先生はやられません」


寺坂くんが一回しゃがみ込み、私を地面に降ろしてくれ、私達は全員地面に降り立って先生の言葉に耳を傾ける。


「烏間先生やイリーナ先生。彼等のようなエキスパートが君たちを教えているからこそ、先生も退屈せずに殺される日々を送れるのです」


烏間先生の人並外れた体力。ビッチ先生の多彩な言語能力。思い出せばたくさんある。私達は願っても叶わないほどに、貴重な体験をしているんだ。

そんな時、死神が放った弾道のようなものが烏間先生の胸を貫いた。

ように見えたけれど、咄嗟に殺せんせーが触手を伸ばして、烏間先生の心臓付近を守り、トマトジュースを飲みながら出血に見せかけて死神を油断させた。その隙に烏間先生が死神の股間を思いっきりぶん殴っていて、隣にいた寺坂くんが少しすくみあがっていて面白かった。


「覚悟はいいな死神。俺の大事な生徒と同僚に手をだしたんだ」


烏間先生は拳を固めて、死神の顎に向かって拳を振り上げる。


「殺し屋なんてやめたらどうだ。職安に行けば役立つ技術が沢山あるぞ」
「全生徒と全先生。クラス皆で掴んだ勝利ですねぇ」


殺せんせーの言葉で、私たちが勝ったことがわかった。



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