夢幻界



#夢幻界
始祖の宇宙、夢幻界。
人間、神、天使、妖精、悪魔、幻獣、宇宙生物、半人、幽霊、思念体、その他動物、動く植物等が存在する。
その宇宙にあるグレートツリーアース(GTE)にはそれらの生物が多く存在する。
GTEは最初の神が退屈しのぎに宇宙を漂う巨大な岩石の割れ目に自分のへそから種を産み出し、それを埋め込んで発芽し、無量大数の時を重ねて成長した大神樹の星。
神の生んだその木の実から次々と神が生まれた。
木の根の谷底に落ちた実からは地神が、岩に溜まった水溜まりに落ちた実は水神が、高い所にそのまま残った実からは天神が生まれた。
神々が誕生し、こうしてGTEには様々な種族が創りだされ繁栄していった。
神の実験で夢幻界から、多次元の宇宙の様々な星に人間は記憶を消され送られる。
もちろん地球の人間もそうやって誕生した。
地球は多次元の宇宙の内の無真界の一つの星。
最も残酷な星、地獄球体。
地球に最初に送られた人間の内、何人かが真気を後天的に発現した。
それが今の地球の人間が神と呼びし存在の人間である。
世代を越える度に真気の力は完全に失い、何の能力も持たない人間だけになった。
一方、夢幻界の人間は魔法が使えない下等生物の扱い。
人間やその他下等生物は、ごく稀に高等な存在との血の繋がり(高等側は性別が男でなければならない)があるものや環境で魔力に目覚める(中等生物から魔力を作る真気が宿る。例えば魔法使いとか仙人とか半神等)

#身体の仕組み
高等生物は内臓、細胞を持たない、そして普段力を制御する為、人の形をしている。
血は真気の巡りで流れている。
血が不足すると真気が使いにくくなり動きも鈍る。
血や真気が不足した時、空気中の真気を取り入れようとするので息も荒くなる(走る時に無駄に気を使うと息切れするよ)。
骨は種によってあったりなかったり。
脳の代わりに思念体という真気で作られた体内物質で思考する。
食べたものは空洞の体、あるいは肉だけの内部に真気に変換され吸収される。

#繁殖
高等の神は自分達より下の存在を作り、鍵と錠の条件をつけた。
お互いを思いやる真の愛がなければ繁殖できない。
それが高等種族の繁栄条件。
高等種族の多くは魔力を消費してお互いの魂の一部を掛け合わせて誕生させる魂合という方法で新たな子孫を作り出す魂生で生まれる。
魂生であれば同性同士でも繁殖可能。
卵生と胎生どちらかの場合、繁殖方法は中等以下と同じ。
魂生は手軽で負担も一瞬なので能力は親より低くなりがち。
胎生は親の体内に長く滞在するので多くの気を取り込むので、卵生や魂生より高い能力で生まれる。
中等・下等生物は異性でなければならないが、愛の形に制限が無い代わりに寿命という形で繁殖数の制限が設けられている。
そして地球での繁殖と同様の方法で生まれる。
神類のみ遺伝子を持たず、中でも高等の神は体の一部や分泌物、その他の物質から新たな生命を生み出せる。
異種同士の交配で生まれる子は女の種族に影響されやすい。
獣人は神の遊びで人間と下等の獣等を掛け合わせた存在。

#血の色
血が赤いのは、最高神ファルヴァラ様が好きな色だから。
その色は副産物として戦いの本能を植え付ける。
千年に一度、闘神祭が行われる。
優勝した者はファルヴァラ様と闘う権利を得るが、長い歴史の中勝った者は誰一人としていない。
ちなみにファルヴァラ様自身は性別も血も無いし、怪我どころか死の概念が無い。
自分以外の存在に制限をかけるために多くの他の生物に性別と血を与えた。
赤い血以外のだいたいの生き物は神以外が生み出した存在(虫や甲殻類は魔族か妖精が作ったか、宇宙で何らかの原因で生まれたとされる)。

#名前
この世界の高等以上の生物は本名がやたら覚えにくいのも理由がある。
本名を知られるとそれを利用した呪術を使うものがいる。
所謂、最終奥義を使う為の呪文でもある。

#おまけ
ちなみに、この夢幻界の次元では地球のある無真界と違って制限がない。
例えば温度。
地球の概念のマイナス温度の限界は-273.15℃だけど、この世界ではその限界を超えてしまう。
地球だと発生した時点であらゆるものが崩壊するかもだけど、夢幻界では真気によって保護されているので世界の形状は保たれている。
GTEのどこかで、1億度の炎が発生してもその周辺がクレーターになるだけで済む。
グレートツリーすげー。


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