「よいっしょ……」
「何をしている。」
「皆おはよー。3月4日やから雛人形片付けてるねん。ちょっと手伝ってぇや。」
「えー、明日でもよくねぇ?」
「あかんあかん、今日片付けな。嫁に行くのが遅くなってまうもん。」
「何!?何処にだ!?誰に輿入れする!?」
「いや、今すぐや無いから。落ち着け三成。」
「紛らわしい。」
「やから手伝ってよ。大変やねん。早くせんと…」
「待ちたまえ!」
「半兵衛様?」
「雛人形を片付けるのは僕が許さないよ。」
「チッ…見つかってもうたか。」
「せめて明日まで飾っていてもらわないとね。」
「何でなんすか?」
「早々に夢女君を嫁に出すわけにはいかないからね。」
「いやいや、迷信やろ。」
「ならばまだ片付けなくていいんじゃないかい?」
「うっ……邪魔になるし片付けた方がいいやんな?なぁ、左近?」
「え…そ、そうっすねぇ…もうちょっと飾っててもいいんじゃねぇの。」
「…なぁ、刑部?」
「ヒヒッ…そうよなぁ。まだ暫く見ていたいやもしれぬなぁ。」
「…三成は?」
「夢女が私の元へ嫁ぐのであれば早い方がいい。」
「いや、しないからね。そんな約束1つもしてないからね。」
「これを片付けたいのであれば僕を倒してからいってもらおうか。」
「いや、そこまでせんでも……」
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