許す訳ないじゃん

「研二くん、緑と紫と白だったらどれがいい?」って香澄ちゃんに聞かれた萩原が「え、何の色?」って首傾げたら「新しい水着の色〜」ってスマホ見ながら返されて「ちょっっっと待って。色より大事な問題が山ほどあるじゃん、ちょっと待って」って頭を抱えながら思わず待ったをかける。

持ってたスマホが萩原に奪われて「どうしたの?」って首を傾げたら「水着、着るの?」って聞かれるから「うん」って返したら「いつ?」って真顔で聞かれる。

「え、来月…?」って恐る恐る返したら「誰と」って怖い顔の萩原がソファに座ってる香澄ちゃんの前に立って見下ろすようにして見てくるから「と、友達…」って香澄ちゃんの声も段々小さくなる。

「女の子だよね?」ってニッコリ笑いながら言われて「そ、そうだよ…」って返したら画面が暗くなったスマホが手の中に戻される。「俺、それ知らないんだけど?」って隣に腰掛けた萩原に笑いかけられて「言ってなかったっけ…?」って苦笑いをすれば「言ってないねぇ」って萩原がニッコリ笑う。

「ごめんね…?」って恐る恐る謝れば「俺も見た事無い水着着て、他の男がいるところに行くなんて許す訳ないじゃん」って不満そうに唇を尖らせた萩原がぢゅっと首筋に吸い付いてくるから「ひ…っぅ、あ、やだ…!ばか、…!」って抗議の声をあげる。

「俺が良いって言った水着じゃなきゃ絶対ダメ」って言いながら首筋に歯を立てて、服の隙間から手を差し込んでくる萩原に「わかった、わかったからぁ…!ひゃぁ、っ、!?」ってソファの上でじたばた抵抗するんだけど勝てるはずもなくて、嫉妬の炎が燃え上がった萩原に分からせられることになるよ。
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