「隣のおうちの研二くん、帰ってきたみたいよ」ってお母さんに言われて誰のことだか全然思い出せなくて「へぇ、そうなんだ」って返した日の夕方、挨拶と称してやって来た超絶イケメンの萩原に「久しぶり、香澄ちゃん」って微笑みかけられてマジでこのイケメン誰!?って卒倒しちゃう。
「お、おひさしぶり、です…」ってうろ覚えの記憶で挨拶をしたら「その顔、絶対覚えてないでしょ」ってくすくす笑いながら言われてなぜバレたんだ…って益々顔が引き攣る。「あー…ぇ、っと…こめんなさい…」って謝れば「とりあえず、敬語やめない?俺たち同い年だし」って笑いかけられてちょっとだけホッとする。
「約束、守りに来たんだけど…覚えてる?」って悪戯っ子みたいにクスクス笑った萩原に「約束…?」って怪訝な顔をしたら「そ、約束」って更に楽しそうに笑われる。「え〜…っと…?」って笑って誤魔化そうとしてへらりと笑った香澄ちゃんだったけど「大きくなったら結婚しようね、って約束したじゃん」って言われて「……ぇ、ぇぇえええ!?」って驚きでズザザザッ!って後ずさる。
「あははっ、やっぱり覚えてないね」って声を上げて笑った萩原に「ねぇ、今彼氏とか、いる?」って聞かれてぶんぶん首を横に振れば「じゃあ、まずは彼氏の俺から始めてみない?」ってウインクされてまた卒倒。