罰ゲームで香澄ちゃんに告白しようとしてる奴らを見つけちゃっていてもたってもいられなくなった松田が、放課後に呼び出された場所に行こうとしてる香澄ちゃんを引き止めて「好きだ、俺と付き合ってくれ」って皆がいる所で告白して「行くなよ、それ」って香澄ちゃんの持ってる手紙を睨み付ける。
「ぇ…えと、」って真っ赤な顔で固まって、ちらっと松田を見てから「う、ぅん…」って頷く香澄ちゃんがいるからクラス中が大盛り上がり。「ってことだから、コイツに手出すんじゃねーぞ!」ってクラスの皆に向かって大声で言って香澄ちゃんの手を引いて教室を出た松田が「…それ、一緒に行こうぜ」って言うから「えっ…?」って香澄ちゃんがキョトンとする。
「俺の彼女になったから、お前とは付き合えねえって言いに行かなきゃいけねぇだろ」って香澄ちゃんの指を絡めるようにぎゅっと手を繋いだ松田がニヤッと悪い顔で笑うから「松田くんが、言ってくれるの?」って香澄ちゃんもくすくす笑っちゃう。
「当たり前だろ。俺の彼女に手出すなんて百年早ェっつーの」ってふんって鼻を鳴らす松田に「じゃあ、お願いします」って恥ずかしそうに笑った香澄ちゃんがぎゅっと松田の手を握り締める。
勿論罰ゲームで告白しようとしてた男の子は松田と一緒に来るなんて思ってないし、告白してもいないのに振られるし香澄ちゃんだけならまだしも松田の前で罰ゲームでした、なんて言えなくてシンプルに恥をかいただけになっちゃう。
香澄ちゃんが終始申し訳無さそうな顔をしてる横で松田が「悪かったな。お前の思い通りにしてやれなくて」って鼻で笑って大煽りするけど香澄ちゃんは何だかよく分かってないんだよね。